2026年版・8-4

基礎-4 生産管理と店舗運営の基本の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「最初に覚える土台知識」から、基礎-4 生産管理と店舗運営の基本に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問18-4

生産管理がQCDと呼んで同時に追求する3つの目標はどれか。

  • ①品質・原価・納期
  • ②品質・容量・配送
  • ③数量・原価・設計
  • ④品質・顧客・需要
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正解 ①品質・原価・納期
解説
QCDは、品質(Quality)・原価(Cost)・納期(Delivery)の3つを指し、生産管理が同時に達成を目指す基本目標です。
良いものを、安く、必要なときに届けるという要求は互いに矛盾しやすく、そのバランスをとることが生産管理の中心的な課題になります。たとえば納期を縮めようと残業や特急便を増やせば原価が上がり、原価を下げようと検査を減らせば品質が落ちる、という具合です。
運営管理の学習では、出てくる手法がQCDのどれを改善するためのものかを意識すると、ばらばらに見える用語が1本の軸でつながり、全体像がつかみやすくなります。
他の選択肢について

・品質・顧客・需要:顧客と需要は市場側の概念で、生産活動の管理目標として並べられるものではありません。
・数量・原価・設計:設計は生産の前工程であり、QCDの構成要素には含まれません。
・品質・容量・配送:容量は生産能力を表す語で、原価と納期に置き換わるものではありません。
問28-4

生産現場の管理対象を表す4Mの組み合わせはどれか。

  • ①人・市場・資金・方法
  • ②人・機械・材料・方法
  • ③人・機械・利益・測定
  • ④機械・材料・市場・管理
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正解 ②人・機械・材料・方法
解説
4Mは、人(Man)・機械(Machine)・材料(Material)・方法(Method)の4つを指し、生産現場を構成する管理対象です。
不良や納期遅れが起きたとき、この4つのどこに原因があるかという視点で切り分けると、原因の見落としを防げます。特性要因図(フィッシュボーン図)で大骨として4Mを置く進め方は、QC活動の定番です。
近年は、測定(Measurement)を加えて5M、さらに環境(Environment)を加えて5M+1Eと整理することもあります。測定の仕方そのものがばらついていれば、良品を不良と判定してしまうことがあるためです。
他の選択肢について

・人・市場・資金・方法:市場と資金は生産現場そのものの構成要素ではありません。
・機械・材料・市場・管理:人と方法という中核の要素が抜け落ちています。
・人・機械・利益・測定:利益は結果であり、管理対象としての材料と方法に置き換わるものではありません。
問38-4

顧客から注文を受けてから生産を始める方式を何と呼ぶか。

  • ①連続生産
  • ②見込生産
  • ③受注生産
  • ④ロット生産
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正解 ③受注生産
解説
顧客から注文を受けてから生産を始める方式を受注生産といいます。
注文が確定してから作るため在庫を抱えにくく、一つひとつの要望に合わせやすい反面、引き渡しまでの期間が長くなりがちです。注文住宅や産業機械が代表例です。
これに対して、需要を予測してあらかじめ作っておく方式が見込生産で、日用品や加工食品が当てはまります。すぐ引き渡せる代わりに、予測が外れると過剰在庫や欠品を招きます。この2つの使い分けは、生産形態を整理するときの最初の分岐点になります。
両者の中間として、共通する部分までは作りだめしておき、注文を受けてから仕上げる進め方もあり、納期と在庫の折り合いをつける工夫として使われます。
他の選択肢について

・見込生産:需要の予測に基づいて先に生産しておく方式で、受注生産とは起点が逆になります。
・連続生産:同じ品物を絶え間なく流し続ける生産の形態で、注文の有無による分類ではありません。
・ロット生産:ある程度の数量をまとめて作り、品種を切り替えながら繰り返す生産の形態です。
問48-4

職場環境を整える活動である5Sを構成する5つの語はどれか。

  • ①整理・調達・清掃・改善・習慣
  • ②設計・生産・清掃・清潔・出荷
  • ③整理・整頓・洗浄・節約・信頼
  • ④整理・整頓・清掃・清潔・しつけ
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正解 ④整理・整頓・清掃・清潔・しつけ
解説
5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5つの頭文字(いずれもS)をとった、職場環境を整える活動です。
整理は要るものと要らないものを分けて不要品を捨てること、整頓は必要なものをすぐ取り出せるように置き場所を決めることを指し、この2つの区別が問われやすい論点です。続く清潔は整理・整頓・清掃の状態を保つこと、しつけはそれを習慣として全員が守れるようにすることを意味します。
地道な活動ですが、通路が空いて安全が確保され、部品の取り違えによる不良が減り、探す時間がなくなるといった形で、QCDのすべてに効いてくる土台になります。
他の選択肢について

・洗浄・節約・信頼を含むもの:清掃・清潔・しつけの3つが置き換わっており、5Sの定義と一致しません。
・設計・生産・出荷を含むもの:これらは生産の工程であって、職場環境を整える活動ではありません。
・調達・改善を含むもの:改善(カイゼン)は関連する活動ですが、5Sを構成する5つの語には含まれません。
問58-4

在庫品目を金額の大きい順に並べ、上位から重点的に管理する手法はどれか。

  • ①ABC分析
  • ②SWOT分析
  • ③回帰分析
  • ④PPM分析
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正解 ①ABC分析
解説
ABC分析は、在庫や売上を金額の大きい順に並べ、累計の割合に応じてA・B・Cのグループに分けて重点的に管理する手法です。
少数の品目が全体の大部分の金額を占めるという経験則(パレートの法則、いわゆる80対20の法則)が背景にあります。管理の手間は限られているため、影響の大きいAグループに力を集中させるという考え方です。
A・B・Cをどこで区切るかに法令のような決まりはなく、対象や管理にかけられる労力に応じて各社が決めます。大切なのは区切りの数字そのものではなく、限られた管理の力を金額の大きい品目へ振り向けるという発想のほうです。
他の選択肢について

・PPM分析:事業を市場成長率とシェアの2軸で分類する手法で、在庫の重点管理の手法ではありません。
・回帰分析:変数間の関係を数式で表す統計手法であり、重点管理の区分を作るものではありません。
・SWOT分析:内部環境と外部環境を4つの視点で整理する戦略分析の手法です。
問68-4

不良の件数を大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で示す図はどれか。

  • ①特性要因図
  • ②パレート図
  • ③管理図
  • ④散布図
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正解 ②パレート図
解説
パレート図は、項目別のデータを大きい順に棒グラフで並べ、その累積比率を折れ線で重ねて示す図です。
棒グラフだけでは「どこまで手を打てば全体の何割を潰せるのか」が読み取れませんが、累積比率の折れ線を重ねることで、上位いくつかに手を打てば大半が解決するという見通しが立ちます。そのため改善活動の優先順位づけに使われます。
QC七つ道具の1つで、ほかにチェックシート・ヒストグラム・特性要因図・散布図・管理図・グラフ(層別を含める整理もあります)があります。
他の選択肢について

・特性要因図:結果と要因の関係を魚の骨のような形で整理する図で、原因の洗い出しに用います。
・散布図:2つの変数の関係を点の散らばりで表し、相関の有無をみる図です。
・管理図:時系列のデータを管理限界線とともに示し、工程が安定しているかを判断する図です。
問78-4

必要なものを必要なときに必要なだけ生産するという考え方を何と呼ぶか。

  • ①ロットまとめ生産
  • ②ライン生産方式
  • ③ジャストインタイム
  • ④セル生産方式
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正解 ③ジャストインタイム
解説
ジャストインタイム(JIT)は、必要なものを必要なときに必要なだけ生産・供給するという考え方です。
後工程が使った分だけ前工程に取りに行く「後工程引取方式」を採り、その情報伝達の道具がかんばんです。中間在庫を減らして問題を表面化させる点に本質があります。在庫が厚いと、段取りの遅さや不良の発生が在庫に吸収されて表に出てこないためです。
JITと並ぶトヨタ生産方式のもう一本の柱が自働化で、異常が起きたら機械が自ら止まる仕組みを指します。人の判断を機械に持たせるという意味で、人偏の付いた「働」の字を当てて区別します。
他の選択肢について

・ロットまとめ生産:段取りの回数を減らすためにまとめて作る考え方で、在庫を減らす方向とはむしろ逆です。
・ライン生産方式:工程を一直線に並べて流す生産の形態を指す語で、時期と量の考え方を表すものではありません。
・セル生産方式:少人数で複数工程を担当する生産の形態であり、JITとは別の観点の分類です。
問88-4

定量発注方式に関する説明として正しいものはどれか。

  • ①決めた時期ごとに必要な量を計算して発注
  • ②在庫が無くなってから必要量を発注
  • ③毎月前年と同じ量を発注し続ける
  • ④在庫が一定量まで減ると同じ量を発注
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正解 ④在庫が一定量まで減ると同じ量を発注
解説
定量発注方式は、在庫量が発注点まで減った時点で、あらかじめ決めた一定量を発注する方式です。
発注する量が固定で、発注する時期が変動するのが特徴です。ここでいう発注点とは、発注してから品物が届くまでの期間(調達期間)に使う見込みの量に、予測のぶれに備えた安全在庫を足して決める在庫水準のことです。
単価が低く需要が安定した品目に向いており、ABC分析のB・Cグループで採用されることが多い方式です。発注量は、発注にかかる費用と在庫を持つ費用の合計が最も小さくなる経済的発注量(EOQ)の考え方で決めるのが理論上の基本とされます。
他の選択肢について

・決めた時期ごとに量を計算:これは定期発注方式の説明で、時期が固定・量が変動という逆の組み合わせです。
・在庫が無くなってから発注:発注してから届くまでの時間があるため、これでは必ず欠品が生じます。
・前年と同じ量を発注し続ける:在庫水準を管理する仕組みがなく、いずれの発注方式にも当たりません。
問98-4

小売店舗の陳列棚で、商品が最も見やすく手に取りやすい高さの範囲を何と呼ぶか。

  • ①ゴールデンゾーン
  • ②デッドスペース
  • ③ワンウェイコントロール
  • ④マグネット売場
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正解 ①ゴールデンゾーン
解説
ゴールデンゾーンは、陳列棚のうち商品が最も見やすく手に取りやすい高さの範囲を指し、有効陳列範囲の中でも特に売上に結び付きやすい位置です。
棚のうち客が無理なく手を届かせられる範囲全体を有効陳列範囲といい、その中でもさらに目に入りやすく、手を伸ばしやすい部分がゴールデンゾーンだと整理すると関係がつかめます。成人の場合、おおむね目線から腰の高さあたりが該当し、重点商品や利益率の高い商品を配置するのが基本とされます。
ただし対象となる客層によって適切な高さは変わり、子ども向け商品では低い位置が有効になります。
他の選択肢について

・マグネット売場:客を店の奥へ引き付けるために設ける、磁石役の売場を指す語です。
・ワンウェイコントロール:客を一方向に回遊させる通路設計の考え方で、高さの範囲を表す語ではありません。
・デッドスペース:客の動きが少なく販売効率が低い場所のことです。
問108-4

来店客数が1日500人、客単価が1,800円である店舗の1日の売上高はどれか。

  • ①50万円
  • ②90万円
  • ③9万円
  • ④18万円
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正解 ②90万円
解説
売上高は「客数×客単価」で求めるため、500人×1,800円=900,000円、すなわち90万円です。
客単価とは、客1人あたりの平均購入金額のことです。この式は売上を分解して考えるための基本形で、売上が伸び悩んでいるとき、来店客そのものが減っているのか、1人あたりの買上額が下がっているのかを切り分けられます。
さらに客単価は「1点当たり単価×買上点数」に分解できます。単価を上げるのか、ついで買いを促して点数を増やすのかというように、打ち手をより具体的に絞り込めるようになります。
他の選択肢について

・9万円:計算の組み立ては合っていても、900,000円を桁を1つ落として読み違えた場合の値です。
・50万円:客単価を1,000円と取り違えて、500人×1,000円と計算した場合の値です。
・18万円:客単価1,800円を100倍しただけの値で、実際の客数500人が反映されていません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。

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