2026年版・7-3

中小企業基本法の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「中小企業経営・中小企業政策」から、中小企業基本法に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全920問) 中小企業経営・中小企業政策の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-3

中小企業基本法が制定された時期に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業基本法は、1999年に新設された中小企業関連の法律であるとされている。
  • ②中小企業基本法は、1947年に独占禁止法と同時に制定された法律であるとされている。
  • ③中小企業基本法は、2014年に小規模企業振興基本法と同時に制定された法律とされている。
  • ④中小企業基本法は、1963年に制定された、中小企業政策の基本理念を定める法律である。
答えと解説を見る
正解 ④中小企業基本法は、1963年に制定された、中小企業政策の基本理念を定める法律である。
解説
中小企業基本法は、1963年(昭和38年)に制定された、我が国の中小企業政策の基本理念や国・地方公共団体の責務等を定める法律です。中小企業政策の土台となる法律として、以後複数回の改正を経て現在に至っています。

他の選択肢が誤りの理由
①は1999年に新設されたとしていますが、1999年は抜本改正が行われた年であり、法律自体はそれ以前の1963年に制定されているため誤りです。②は独占禁止法と同時に制定されたとしていますが、両法は制定時期も目的も異なる別個の法律であるため誤りです。③は小規模企業振興基本法と同時に制定されたとしていますが、小規模企業振興基本法は2014年制定であり、中小企業基本法とは制定時期が異なるため誤りです。
問27-3

1999年(平成11年)に行われた中小企業基本法の抜本改正の内容に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①改正前の「多様で活力ある中小企業の育成発展」との理念を転換し、「大企業との格差是正」を理念とした。
  • ②改正前の「大企業との格差是正」との理念を転換し、「多様で活力ある中小企業の育成発展」を理念とした。
  • ③改正の前後で基本理念に変更はなく、条文の表現のみが現代的な表現に修正されたにとどまる。
  • ④改正により中小企業基本法そのものが廃止され、中小企業等経営強化法に全面的に置き換えられた。
答えと解説を見る
正解 ②改正前の「大企業との格差是正」との理念を転換し、「多様で活力ある中小企業の育成発展」を理念とした。
解説
1999年(平成11年)の抜本改正により、それまでの「大企業との格差是正」という理念は転換され、中小企業を多様な事業分野で特色ある活動を行う独立した経済主体としてとらえ、その自主的な努力を支援することで「多様で活力ある中小企業の育成発展」を図るという理念へと改められました。

他の選択肢が誤りの理由
①は転換の前後の理念を逆に説明しており、正しくは「格差是正」から「多様で活力ある育成発展」への転換であるため誤りです。③は基本理念に変更がなかったとしていますが、1999年改正は基本理念そのものを転換した抜本的な改正であったため誤りです。④は中小企業基本法自体が廃止されたとしていますが、同法は改正を経て現在も存続しており、廃止された事実はないため誤りです。
問37-3

中小企業基本法第5条が定める基本方針のうち、経営革新・創業の促進に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ることが基本方針とされる。
  • ②大企業の経営の革新及び創業の促進を図ることのみが、中小企業基本法上の基本方針であるものとされる。
  • ③中小企業者による他の中小企業者の吸収合併の促進のみが、基本方針として明記されるとされている。
  • ④経営の革新及び創業の促進は、中小企業基本法ではなく会社法上の基本方針として定められている。
答えと解説を見る
正解 ①中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ることが基本方針とされる。
解説
中小企業基本法第5条は、国が講ずべき中小企業施策の基本方針の一つとして、中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ることを掲げています。中小企業の新たな挑戦を後押しすることが、政策の柱の一つに位置付けられています。

他の選択肢が誤りの理由
②は経営の革新及び創業の促進の対象を大企業としていますが、この基本方針は中小企業者を対象とするものであるため誤りです。③は他の中小企業者の吸収合併の促進のみを基本方針としていますが、条文が掲げるのは経営革新・創業の促進・創造的事業活動の促進であって、吸収合併の促進に限定されるものではないため誤りです。④はこの基本方針が会社法に定められているとしていますが、実際には中小企業基本法に定められているため誤りです。
問47-3

中小企業の経営資源の確保や取引の適正化を通じた施策について、最も適切な記述はどれか。

  • ①大企業同士の取引の適正化のみを通じて、大企業の経営基盤の強化を図ることが基本方針とされる。
  • ②中小企業の経営基盤の強化は、中小企業自身の努力のみに委ねられ、国の施策の対象にならないとされる。
  • ③中小企業の経営資源の確保や取引の適正化等により、経営基盤の強化を図ることが基本方針とされる。
  • ④中小企業の経営資源の確保は資金面に限定され、人材・技術の確保は基本方針の対象外とされる。
答えと解説を見る
正解 ③中小企業の経営資源の確保や取引の適正化等により、経営基盤の強化を図ることが基本方針とされる。
解説
中小企業基本法第5条は、基本方針の一つとして、中小企業の経営資源の確保の円滑化や、中小企業に関する取引の適正化等を通じて、中小企業の経営基盤の強化を図ることを掲げています。資金・人材・技術等の経営資源を確保しやすくし、取引条件を適正化することが、中小企業の経営基盤強化につながるという考え方です。

他の選択肢が誤りの理由
①はこの基本方針を大企業同士の取引適正化・大企業の経営基盤強化としていますが、対象は中小企業であるため誤りです。②はこの基本方針が中小企業自身の努力のみに委ねられ国の施策の対象にならないとしていますが、実際には国の施策の対象として明記されているため誤りです。④は経営資源の確保が資金面に限定されるとしていますが、人材・技術等も含む幅広い経営資源の確保が対象とされているため誤りです。
問57-3

経済的社会的環境の変化への適応に関する中小企業基本法上の基本方針として、最も適切なものはどれか。

  • ①経済的社会的環境の変化への適応は中小企業の自己責任とされ、国の施策の対象外とされている。
  • ②事業の転換は中小企業基本法上禁止され、既存事業の継続のみが支援の対象であるとされている。
  • ③経営の安定を図る施策は、創業後1年未満の企業のみを対象とすることが明確に明記されているとする。
  • ④経済社会環境の変化に即応した経営の安定や事業転換の円滑化を図ることが基本方針の一つとされる。
答えと解説を見る
正解 ④経済社会環境の変化に即応した経営の安定や事業転換の円滑化を図ることが基本方針の一つとされる。
解説
中小企業基本法第5条は、基本方針の一つとして、経済的社会的環境の変化に即応した中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ることを掲げています。景気変動や産業構造の変化等に中小企業が適応できるよう支援することが目的です。

他の選択肢が誤りの理由
①は環境変化への適応が中小企業の自己責任であり国の施策の対象外としていますが、実際には国の施策の対象として明記されているため誤りです。②は事業の転換が中小企業基本法上禁止されているとしていますが、実際には事業転換の円滑化こそが支援の対象とされているため誤りです。③は経営安定施策の対象を創業後1年未満の企業に限定していますが、条文にそのような限定はなく、幅広い中小企業が対象となり得るため誤りです。
問67-3

中小企業に対する資金供給に関する中小企業基本法上の基本方針として、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業に対する資金の供給は市場原理に委ねるべきとされ、国は一切関与すべきでないとされる。
  • ②中小企業に対する資金供給の円滑化及び自己資本の充実を図ることが、基本方針の一つとされている。
  • ③中小企業の自己資本の充実は基本方針に含まれず、資金供給の円滑化のみが基本方針とされている。
  • ④資金供給の円滑化は大企業向けのみの基本方針とされ、中小企業向けには含まれていないものとされる。
答えと解説を見る
正解 ②中小企業に対する資金供給の円滑化及び自己資本の充実を図ることが、基本方針の一つとされている。
解説
中小企業基本法第5条は、基本方針の一つとして、中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の自己資本の充実を図ることを掲げています。中小企業は大企業に比べて資金調達手段が限られやすいため、これを支える施策が基本方針として位置付けられています。

他の選択肢が誤りの理由
①は資金供給を市場原理のみに委ね国は関与すべきでないとしていますが、実際には国による資金供給円滑化施策が基本方針として明記されているため誤りです。③は自己資本の充実が基本方針に含まれないとしていますが、資金供給の円滑化と並んで自己資本の充実も基本方針に含まれているため誤りです。④は資金供給の円滑化が大企業向けの基本方針であるとしていますが、実際には中小企業向けの基本方針であるため誤りです。
問77-3

中小企業基本法における小規模企業者への配慮を述べた記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業基本法は、経営基盤が特に脆弱な小規模企業者について、経営の実態に応じた配慮を規定している。
  • ②中小企業基本法は、小規模企業者を他の中小企業者と全く同一に扱うべきとし、特別な配慮を否定している。
  • ③中小企業基本法は、小規模企業者を政策の対象から除外し、中規模以上のみを対象とする旨を規定している。
  • ④小規模企業者への配慮規定は、2014年の小規模企業振興基本法制定と同時に初めて設けられたものである。
答えと解説を見る
正解 ①中小企業基本法は、経営基盤が特に脆弱な小規模企業者について、経営の実態に応じた配慮を規定している。
解説
中小企業基本法は、中小企業の中でも経営基盤が特に脆弱な小規模企業者について、その事業の規模等に配慮しつつ、円滑かつ着実に事業活動が行われるよう考慮が払われるべき旨を規定しています。中小企業の中にも規模による多様性があることを踏まえた規定です。

他の選択肢が誤りの理由
②は小規模企業者を他の中小企業者と全く同一に扱うべきとしていますが、実際には小規模企業者の実態に応じた特別な配慮が求められているため誤りです。③は小規模企業者を政策の対象から除外するとしていますが、実際には小規模企業者も中小企業者の一部として政策の対象に含まれ、かつ特に配慮すべき存在とされているため誤りです。④は配慮規定が2014年に初めて設けられたとしていますが、中小企業基本法自体には制定当初から小規模企業への配慮に関する趣旨の規定があり、2013年改正等を経て明確化されてきた経緯があるため誤りです。
問87-3

中小企業基本法における大企業と中小企業との関係に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①大企業は、事業活動を行うに当たり、中小企業に対して優先的に発注する法的義務を負うとされている。
  • ②大企業を含め中小企業と関係がある者は、国等の中小企業施策への協力を一切求められないとされる。
  • ③中小企業基本法第7条は、中小企業と関係がある者に対し、国等が行う中小企業施策への協力を求めている。
  • ④大企業が中小企業との取引上の地位を不当に利用する行為を禁止する規定は、中小企業基本法にあるとされる。
答えと解説を見る
正解 ③中小企業基本法第7条は、中小企業と関係がある者に対し、国等が行う中小企業施策への協力を求めている。
解説
中小企業基本法第7条第3項は、中小企業者以外の者であってその事業に関し中小企業と関係があるもの(大企業を含みます)は、国及び地方公共団体が行う中小企業に関する施策の実施について協力するようにしなければならない旨を規定しています。同法には「大企業の責務」という見出しの規定は置かれておらず、大企業が取引上の地位を不当に利用する行為への具体的な規制は、独占禁止法(優越的地位の濫用規制)や下請法等の別の法律によって図られています。

他の選択肢が誤りの理由
①は大企業に中小企業への優先発注を求める法的義務があるとしていますが、そのような義務を課す規定は中小企業基本法に置かれていないため誤りです。②は中小企業と関係がある者が国等の施策への協力を一切求められないとしていますが、実際には第7条第3項に協力に関する規定が置かれているため誤りです。④は取引上の地位の不当利用を禁止する規定が中小企業基本法に置かれているとしていますが、そのような具体的な禁止規定は独占禁止法や下請法に置かれるものであり、中小企業基本法自体には置かれていないため誤りです。
問97-3

地方公共団体が中小企業政策において負う責務に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①地方公共団体は中小企業施策の実施を専ら国のみに委ね、独自の施策を講じてはならないとされる。
  • ②地方公共団体の責務は努力義務ですらなく、中小企業基本法上は一切言及されていないとされる。
  • ③地方公共団体が講ずる中小企業施策は、必ず国の施策と同一の内容でなければならないとされる。
  • ④地方公共団体は国との役割分担を踏まえ、区域の実情に応じた施策を講ずる責務を有するとされる。
答えと解説を見る
正解 ④地方公共団体は国との役割分担を踏まえ、区域の実情に応じた施策を講ずる責務を有するとされる。
解説
中小企業基本法第6条は、地方公共団体の責務として、国との適切な役割分担を踏まえ、その地方公共団体の区域の実情に応じた中小企業施策を策定し、実施する責務を有する旨を規定しています。地域ごとに異なる中小企業の実態に応じたきめ細かな施策が期待されています。

他の選択肢が誤りの理由
①は地方公共団体が中小企業施策の実施を専ら国に委ねるべきとしていますが、実際には地方公共団体自身が施策を講ずる責務を負っているため誤りです。②は地方公共団体の責務が中小企業基本法上一切言及されていないとしていますが、実際には第6条に明文で責務規定が置かれているため誤りです。③は地方公共団体の施策が国の施策と同一でなければならないとしていますが、実際には地域の実情に応じた施策を講ずることが求められており、国と全く同一である必要はないため誤りです。
問107-3

中小企業基本法という法律の性格を述べた記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業基本法は、補助金の交付要件や罰則を細かく規定する実務的な法律であり、他の個別法は存在しない。
  • ②中小企業基本法は、政策の理念や方向性を示す法律であり、補助金の交付等は個別法により規定される。
  • ③中小企業基本法は、理念のみを定める法律ではなく、税額控除の計算方法まで直接規定している。
  • ④中小企業基本法は、中小企業向け施策のみを定め、他の関連法令の定義には一切影響しないとされる。
答えと解説を見る
正解 ②中小企業基本法は、政策の理念や方向性を示す法律であり、補助金の交付等は個別法により規定される。
解説
中小企業基本法は、中小企業政策の理念や方向性、基本方針を示す性格の法律であり、補助金の交付要件等の具体的な支援措置は、中小企業等経営強化法をはじめとする個別の特別法によって規定されます。基本法は個別施策の土台となる理念法としての性格を持ちます。

他の選択肢が誤りの理由
①は中小企業基本法が補助金の交付要件や罰則を細かく規定する実務的な法律であるとしていますが、実際にはそのような具体的な規定は個別法に委ねられており、基本法自体は理念や方針を示す性格の法律であるため誤りです。③は税額控除の計算方法まで直接規定しているとしていますが、そのような具体的な税制措置は租税特別措置法等の個別法で規定されるものであり、基本法の性格とは異なるため誤りです。④は中小企業基本法が他の中小企業関連法令の定義に影響を及ぼさないとしていますが、実際には中小企業基本法上の中小企業者の定義が、他の多くの中小企業関連法令における定義の基礎として援用されているため誤りです。

中小企業診断士(一次試験)の対策問題(全920問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。