2026年版・7-14

中小企業支援機関と中小企業診断士制度の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「中小企業経営・中小企業政策」から、中小企業支援機関と中小企業診断士制度に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-14

中小企業診断士の登録の有効期間と更新について、最も適切なものはどれか。

  • ①登録の有効期間は永久であり、一度登録すれば更新の手続は一切不要である。
  • ②登録の有効期間は3年であり、3年ごとに更新の手続を行う必要がある。
  • ③登録の有効期間は5年で、更新には専門知識補充要件と実務要件の充足が必要である。
  • ④更新に必要な要件は実務要件のみであるとされており、研修受講の要件は課されない。
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正解 ③登録の有効期間は5年で、更新には専門知識補充要件と実務要件の充足が必要である。
解説
中小企業診断士の登録の有効期間は5年と定められており、登録を継続するには更新登録の手続が必要です。更新には、理論政策更新研修等により専門知識を補充する「専門知識補充要件」と、診断助言業務等に従事する「実務要件」の両方を満たすことが求められます。

他の選択肢が誤りの理由
①は登録の有効期間を永久としていますが、実際には5年の有効期間が定められ更新手続が必要であるため誤りです。②は有効期間を3年としていますが、正しくは5年であるため誤りです。④は更新要件を実務要件のみとしていますが、実際には専門知識補充要件もあわせて満たす必要があるため誤りです。
問27-14

理論政策更新研修の修了等によって満たされる「専門知識補充要件」について、最も適切なものはどれか。

  • ①理論政策更新研修を1回でも修了すれば、専門知識補充要件を満たしたことになる。
  • ②専門知識補充要件を満たす方法は、理論政策更新研修の受講以外には存在しない。
  • ③専門知識補充要件は、実務従事日数を積み増すことによっても代替可能である。
  • ④理論政策更新研修の修了等を、5年間の登録有効期間中に5回以上行う必要がある。
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正解 ④理論政策更新研修の修了等を、5年間の登録有効期間中に5回以上行う必要がある。
解説
専門知識補充要件は、理論政策更新研修の修了、論文審査の合格、理論政策更新研修講師としての指導のいずれかを合計して、登録の有効期間である5年間に5回以上行うことで満たされます。中小企業を取り巻く環境の変化に対応した最新の知識を維持することを目的とした要件です。

他の選択肢が誤りの理由
①は1回の修了のみで要件を満たすとしていますが、実際には5年間で合計5回以上行う必要があるため誤りです。②は理論政策更新研修の受講以外に方法がないとしていますが、論文審査の合格や研修講師としての指導によっても満たせるため誤りです。③は専門知識補充要件を実務従事日数で代替できるとしていますが、実務要件と専門知識補充要件は別個の要件であり、相互に代替できるものではないため誤りです。
問37-14

診断助言業務への従事等によって満たされる「実務要件」について、最も適切なものはどれか。

  • ①登録有効期間中に、診断助言業務等に30日以上従事することが要件とされている。
  • ②実務要件を満たすために必要な従事日数は、登録有効期間中に3日以上とされている。
  • ③実務要件は理論政策更新研修を受講した者には、一律に免除される仕組みとなっている。
  • ④実務要件を満たせるのは、特別に指定された大企業での勤務経験のみとされる。
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正解 ①登録有効期間中に、診断助言業務等に30日以上従事することが要件とされている。
解説
中小企業診断士の更新登録における実務要件は、登録有効期間中に中小企業に対する経営診断・助言業務等に30日以上従事すること(または実務従事に代わる研修等を受けること)により満たされます。実務を通じて診断士としての実践的な能力を維持・向上させることを目的とした要件です。

他の選択肢が誤りの理由
②は必要な従事日数を3日以上としていますが、正しくは30日以上であるため誤りです。③は理論政策更新研修の受講により実務要件が一律に免除されるとしていますが、実務要件と専門知識補充要件は別個に満たす必要がある要件であるため誤りです。④は実務要件を大企業での勤務経験のみに限定していますが、実際には中小企業への診断助言業務への従事等により満たされるものであり、大企業での勤務経験に限定されないため誤りです。
問47-14

令和8年度(2026年度)試験からの中小企業診断士試験の変更点について、最も適切なものはどれか。

  • ①1次試験の科目数が、7科目から5科目へと削減されることとなった。
  • ②2次試験の口述試験が廃止され、筆記試験のみで合否判定されることとなった。
  • ③1次試験・2次試験ともに、マークシート方式のみで実施されることとなった。
  • ④2次試験の受験資格として、実務経験が新たに必須要件として追加された。
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正解 ②2次試験の口述試験が廃止され、筆記試験のみで合否判定されることとなった。
解説
令和8年度(2026年度)試験から、中小企業診断士試験の2次試験について、従来筆記試験の後に実施されていた口述試験が廃止され、筆記試験のみで合否が判定されることとなりました。あわせて受験手数料の改定や最終合格発表の前倒しなど、試験制度の見直しが行われています。

他の選択肢が誤りの理由
①は1次試験の科目数を5科目に削減するとしていますが、1次試験は従来どおり7科目のまま実施されるため誤りです。③は1次試験・2次試験ともマークシート方式のみとしていますが、2次試験は記述式の筆記試験として実施されるため誤りです。④は2次試験の受験資格に実務経験が新たに追加されたとしていますが、そのような変更は行われていないため誤りです。
問57-14

商工会と商工会議所の違いについて、最も適切なものはどれか。

  • ①商工会・商工会議所とも、根拠となる法律は全く同一の一本の法律である。
  • ②商工会議所は主に町村部に設置され、商工会は主に市部に設置されるとされる。
  • ③商工会議所は主に市の区域、商工会は主に町村の区域を対象として設置される。
  • ④商工会・商工会議所とも、中小企業支援業務を一切行わない団体であるとされる。
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正解 ③商工会議所は主に市の区域、商工会は主に町村の区域を対象として設置される。
解説
商工会議所は商工会議所法、商工会は商工会法という、それぞれ別の法律を根拠として設立される団体です。設置される区域についても、商工会議所は主に商工業が発達した市の区域を対象とし、商工会は主に町村の区域を対象とする点で異なります。いずれも地域の中小企業・小規模事業者の経営相談等の支援業務を行っています。

他の選択肢が誤りの理由
①は根拠法を同一の一本の法律としていますが、実際には商工会議所法と商工会法という別々の法律に基づいているため誤りです。②は商工会議所と商工会の設置区域の説明が入れ替わっており、実際とは逆であるため誤りです。④はいずれも中小企業支援業務を行わないとしていますが、実際にはいずれも経営相談等の中小企業支援業務の中核的な担い手であるため誤りです。
問67-14

無料の経営相談窓口である「よろず支援拠点」の実態について、最も不適切な説明はどれか。

  • ①中小企業基盤整備機構が全国47都道府県に整備した無料の経営相談窓口である。
  • ②何度でも無料で相談でき、商工会・商工会議所を補完する役割も担っている。
  • ③売上拡大や経営改善など、幅広い経営課題について相談を受け付けている。
  • ④相談は1つの経営課題につき1回限りとされ、再相談は認められないとされる。
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正解 ④相談は1つの経営課題につき1回限りとされ、再相談は認められないとされる。
解説
よろず支援拠点は、中小企業基盤整備機構が全国47都道府県に整備した無料の経営相談窓口で、売上拡大や経営改善など幅広い経営課題について、何度でも無料で相談を受け付けています。商工会・商工会議所等の身近な相談機関を補完する、より高度・専門的な相談機能を担う存在として位置付けられており、1回限りしか相談できないという制約はありません。

他の選択肢が正しい理由
①は中小企業基盤整備機構が全国47都道府県に整備した無料の経営相談窓口であるという正しい説明です。②は何度でも無料で相談でき、商工会・商工会議所を補完する役割も担っているという正しい説明です。③は売上拡大や経営改善など幅広い経営課題について相談を受け付けているという正しい説明です。
問77-14

中小企業基盤整備機構(中小機構)の位置づけについて、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業政策を実施する独立行政法人であり、よろず支援拠点本部の機能も担う。
  • ②中小機構は民間の株式会社であり、株主への利益還元を主目的に運営されている。
  • ③中小機構の業務範囲は共済制度の運営のみに限定され、それ以外の業務は行わない。
  • ④中小機構は都道府県ごとに全く別法人として独立して設置されている組織である。
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正解 ①中小企業政策を実施する独立行政法人であり、よろず支援拠点本部の機能も担う。
解説
中小企業基盤整備機構(中小機構)は、中小企業政策を実施する独立行政法人で、よろず支援拠点本部として各地のよろず支援拠点を統括するほか、小規模企業共済・中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)等の共済制度の運営、デジタル化・AI導入補助金の実施等、幅広い業務を担っています。

他の選択肢が誤りの理由
②は中小機構を民間の株式会社としていますが、実際には独立行政法人であり、株主配当を目的とする組織ではないため誤りです。③は業務範囲を共済制度の運営のみに限定していますが、実際にはよろず支援拠点本部としての機能やIT導入補助金の実施等、幅広い業務を担っているため誤りです。④は都道府県ごとに別法人として設置されているとしていますが、実際には全国を通じた単一の独立行政法人として設置されているため誤りです。
問87-14

中小企業診断士試験における1次試験の実施方式や科目構成について、最も適切なものはどれか。

  • ①1次試験は記述式の筆記試験のみで実施され、マークシート方式は採用されていない。
  • ②1次試験はマークシート方式で実施され、7科目について毎年1回実施される。
  • ③1次試験に合格すると、実務補習等を経ずに直ちに診断士として登録される。
  • ④1次試験は科目合格制度が一切設けられておらず、毎回全科目を再受験する必要がある。
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正解 ②1次試験はマークシート方式で実施され、7科目について毎年1回実施される。
解説
中小企業診断士試験の1次試験は、マークシート方式(多肢選択式)で実施され、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の7科目について、例年8月頃に実施されます。一定の基準を満たせば合格した科目が翌年度以降免除される科目合格制度も設けられています。

他の選択肢が誤りの理由
①は1次試験を記述式の筆記試験のみとしていますが、実際にはマークシート方式で実施されるため誤りです。③は1次試験合格により直ちに登録されるとしていますが、実際には2次試験(筆記試験)合格後、実務補習等の実務要件を満たして初めて登録に至るため誤りです。④は科目合格制度が設けられていないとしていますが、実際には一定の基準を満たした科目が翌年度以降免除される科目合格制度が設けられているため誤りです。
問97-14

中小企業診断士が行う業務の性格について、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業診断士には、税理士や弁護士と同様に法律上の独占業務が定められている。
  • ②中小企業診断士の資格がなければ、中小企業に対する経営相談は一切禁止されている。
  • ③中小企業診断士に法律上の独占業務はなく、経営コンサル業務は他の者でも行える。
  • ④中小企業診断士として登録すると、自動的に他の士業の業務を行う資格も付与される。
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正解 ③中小企業診断士に法律上の独占業務はなく、経営コンサル業務は他の者でも行える。
解説
中小企業診断士は、経営の診断及び経営に関する助言を行う専門家としての国家資格ですが、税理士や弁護士のような法律上の独占業務は定められていません。そのため、中小企業診断士の資格を持たない者であっても経営コンサルティング業務を行うこと自体は可能ですが、中小企業診断士は専門的な知識・実務能力を有することの公的な証明として、企業や公的機関から幅広い信頼を得ています。

他の選択肢が誤りの理由
①は税理士や弁護士と同様の独占業務が定められているとしていますが、中小企業診断士には法律上の独占業務は定められていないため誤りです。②は資格がなければ経営相談が一切禁止されるとしていますが、経営相談・コンサルティング業務自体は資格がなくても行えるため誤りです。④は登録により他の士業の業務資格が自動的に付与されるとしていますが、そのような制度は存在しないため誤りです。
問107-14

認定経営革新等支援機関制度について、最も適切なものはどれか。

  • ①認定を受けられるのは中小企業診断士のみであり、税理士や金融機関は対象外である。
  • ②この制度は中小企業等協同組合法に基づいて創設された、組合向けの認定制度である。
  • ③認定を受けるには、支援に係る実務経験は不要で専門的知識のみで足りるとされる。
  • ④税務・金融等に関する専門知識や支援実績を有する者を、国が認定する制度である。
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正解 ④税務・金融等に関する専門知識や支援実績を有する者を、国が認定する制度である。
解説
認定経営革新等支援機関制度は、中小企業支援の担い手を多様化・活性化するため、税務、金融及び企業財務に関する専門的知識や支援に係る実務経験が一定レベル以上にある個人・法人・中小企業支援機関等を、国が経営革新等支援機関として認定する制度です。税理士、公認会計士、中小企業診断士、商工会・商工会議所、金融機関等、多様な担い手が認定を受けています。

他の選択肢が誤りの理由
①は認定対象を中小企業診断士のみとしていますが、実際には税理士や金融機関等も認定を受けられるため誤りです。②はこの制度の根拠法を中小企業等協同組合法としていますが、実際には中小企業等経営強化法に基づく制度であるため誤りです。③は専門的知識のみで実務経験は不要としていますが、実際には専門的知識に加えて支援実績(実務経験)も求められるため誤りです。

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