2026年版・7-13

中小企業のDX・IT化支援策の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「中小企業経営・中小企業政策」から、中小企業のDX・IT化支援策に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-13

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の基本的な性格について、最も適切なものはどれか。

  • ①対象は大企業に限定され、中小企業・小規模事業者は補助の対象外とされている。
  • ②中小企業・小規模事業者のITツール導入費用を補助する制度で、中小機構が実施する。
  • ③補助対象となるツールは会計ソフトのみであり、それ以外のITツールは対象外である。
  • ④申請の審査・採択を行うのは各都道府県知事であるとされ、個別に判断される。
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正解 ②中小企業・小規模事業者のITツール導入費用を補助する制度で、中小機構が実施する。
解説
デジタル化・AI導入補助金(中小企業デジタル化・AI導入支援事業、旧IT導入補助金)は、中小企業・小規模事業者が業務効率化やDXを目的としてITツールを導入する際の費用の一部を国が補助する制度で、経済産業省が所管し、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が実施しています。

他の選択肢が誤りの理由
①は対象を大企業に限定していますが、実際には中小企業・小規模事業者を対象とする制度であるため誤りです。③は補助対象を会計ソフトのみに限定していますが、実際には受発注システムや在庫管理、POSレジ等幅広いITツールが対象となるため誤りです。④は審査・採択を各都道府県知事が行うとしていますが、実際には中小機構が事務局となって審査・採択を行う仕組みであるため誤りです。
問27-13

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)における申請枠(類型)の構成について、最も適切なものはどれか。

  • ①申請枠は「通常枠」のみによる単一構成であり、他の類型は設けられていない。
  • ②申請枠は「輸出振興枠」と「海外展開枠」の2つのみで構成されている。
  • ③「通常枠」やセキュリティ枠など、複数の類型を組み合わせて構成されている。
  • ④申請枠の種類は毎年度必ず10種類以上に及ぶ大規模な構成となっている。
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正解 ③「通常枠」やセキュリティ枠など、複数の類型を組み合わせて構成されている。
解説
デジタル化・AI導入補助金は、業務効率化全般を対象とする「通常枠」、会計・受発注ソフトに加えPC・タブレット等のハードも一部対象となる「インボイス枠」、サイバーセキュリティサービスの利用料等を対象とする「セキュリティ対策推進枠」、複数の中小企業が連携して行うIT導入を支援する「複数者連携デジタル化・AI導入枠」等、複数の類型で構成されています。

他の選択肢が誤りの理由
①は申請枠を「通常枠」のみとしていますが、実際には複数の類型が設けられているため誤りです。②は「輸出振興枠」「海外展開枠」という類型を挙げていますが、これらはデジタル化・AI導入補助金の申請枠には存在しないため誤りです。④は申請枠の種類を10種類以上としていますが、実際の類型数はそれよりも少なく、記述は誇張されているため誤りです。
問37-13

事業者のDXへの取組を国が認める「DX認定制度」の根拠法と認定主体について、最も適切なものはどれか。

  • ①中小企業等協同組合法に基づく制度で、認定は中小企業団体中央会が行う。
  • ②会社法に基づく制度で、認定は各都道府県の商工会議所が行う。
  • ③中小企業基本法に基づく制度で、認定は日本商工会議所が行う。
  • ④情報処理の促進に関する法律に基づく制度で、経済産業省が認定を行う。
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正解 ④情報処理の促進に関する法律に基づく制度で、経済産業省が認定を行う。
解説
DX認定制度は、情報処理の促進に関する法律に基づき、デジタルガバナンス・コードに則った優良な取り組みを行う事業者を経済産業省が認定する制度です。認定を受けることで、認定事業者であることを対外的にアピールできるほか、税制優遇や金融支援等の政策的な支援措置の対象となる場合があります。

他の選択肢が誤りの理由
①は中小企業等協同組合法を根拠法としていますが、DX認定制度の根拠法は情報処理の促進に関する法律であるため誤りです。②は会社法を根拠法とし認定主体を商工会議所としていますが、いずれも誤りです。③は中小企業基本法を根拠法とし認定主体を日本商工会議所としていますが、いずれも誤りです。
問47-13

DX認定制度の認定基準の考え方について、最も適切なものはどれか。

  • ①経済産業省の「デジタルガバナンス・コード」に対応する内容が認定基準となっている。
  • ②認定基準は、応募企業の直近の売上高が一定額以上であることのみを要件とする。
  • ③認定基準は、情報システム部門の従業員数が100人を超えることを必須の要件とする。
  • ④認定基準は法令上定められておらず、審査員の裁量のみによって判断されるとされる。
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正解 ①経済産業省の「デジタルガバナンス・コード」に対応する内容が認定基準となっている。
解説
DX認定制度の認定基準は、経済産業省令に定められており、経済産業省が策定・公表している「デジタルガバナンス・コード」に対応する内容となっています。経営ビジョンやデジタル戦略の策定・公表、戦略推進のための体制整備等、企業がDXに取り組む準備が整っているかという観点から審査が行われます。

他の選択肢が誤りの理由
②は売上高のみを認定基準とする記述ですが、認定基準はデジタルガバナンス・コードに対応する取り組み内容によって判断されるものであり、売上高のみで決まるものではないため誤りです。③は情報システム部門の従業員数を必須要件としていますが、そのような人数要件は認定基準として定められていないため誤りです。④は認定基準が法令上定められておらず審査員の裁量のみによるとしていますが、実際には経済産業省令に基づく基準が存在するため誤りです。
問57-13

IPA(情報処理推進機構)が策定した「DX推進指標」の性格について、最も適切なものはどれか。

  • ①企業の株価を予測するための投資家向け指標として策定されたものである。
  • ②企業が自社のDXの取組状況を自己診断するために策定された指標である。
  • ③国が企業に対して罰則を科す際の基準として用いられる法定の指標である。
  • ④大企業のみを対象とし、中小企業による活用は想定されていない指標である。
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正解 ②企業が自社のDXの取組状況を自己診断するために策定された指標である。
解説
DX推進指標は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が策定した、企業が自社のDXへの取組状況を経営者や社内関係者が自己診断するための指標です。経営のあり方やITシステムの構築等に関する項目について現状と目指す姿を自己診断することで、次のアクションにつなげることを目的としています。

他の選択肢が誤りの理由
①は投資家向けの株価予測指標としていますが、DX推進指標は企業の自己診断のためのツールであり、投資家向けの指標ではないため誤りです。③は罰則を科す際の法定基準としていますが、DX推進指標に法的な強制力はなく、あくまで自己診断のためのツールであるため誤りです。④は大企業のみを対象としていますが、中小企業を含む幅広い企業が活用できるものであるため誤りです。
問67-13

中小機構(中小企業基盤整備機構)が運営するデジタル化支援ポータルサイト「デジwith」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  • ①簡単な質問に答えることで自社のデジタル化の進捗度を確認できる機能を持つ。
  • ②専門家による無料のオンライン相談を利用できる仕組みが設けられている。
  • ③利用対象は大企業のみであり、中小企業・小規模事業者は利用の対象外である。
  • ④デジタル化に役立つ情報をワンストップで紹介するポータルサイトである。
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正解 ③利用対象は大企業のみであり、中小企業・小規模事業者は利用の対象外である。
解説
「デジwith」は、中小企業・小規模事業者等のデジタル化への取組を後押しする、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が運営するポータルサイトです(2025年3月末で終了した旧サイト「みらデジ」の後継として同年4月に開設)。いくつかの質問に答えるだけで自社のデジタル化の状況を同業他社と比較できる「IT戦略ナビwith」や、ITの専門家に無料でオンライン相談できる「IT経営サポートセンター」等のコンテンツを提供しており、大企業のみを対象とするという記述は誤りです。

他の選択肢が正しい理由
①は簡単な質問に答えることで自社のデジタル化の進捗度を確認できる機能を持つという正しい説明です。②は専門家による無料のオンライン相談を利用できる仕組みが設けられているという正しい説明です。④はデジタル化に役立つ情報をワンストップで紹介するポータルサイトであるという正しい説明です。
問77-13

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の「セキュリティ対策推進枠」の対象について、最も適切なものはどれか。

  • ①対象は会計ソフトの新規購入費用のみであり、サービス利用料は対象外とされる。
  • ②対象となるのは店舗のPOSレジの購入費用のみに限定されるとされている。
  • ③対象となるのは工場の生産設備の更新費用のみに限定されるとされている。
  • ④サイバーセキュリティ対策のためのサービス利用料等が補助の対象に含まれる。
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正解 ④サイバーセキュリティ対策のためのサービス利用料等が補助の対象に含まれる。
解説
デジタル化・AI導入補助金の「セキュリティ対策推進枠」は、中小企業・小規模事業者のサイバーセキュリティ対策を促進するための類型で、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表するサービス等を活用したセキュリティサービスの利用料等が補助の対象に含まれます。サイバー攻撃の脅威が中小企業にも及ぶ中、対策の裾野を広げることを狙いとしています。

他の選択肢が誤りの理由
①は会計ソフトの新規購入費用のみを対象としていますが、セキュリティ対策推進枠はセキュリティサービスの利用料等を対象とする類型であるため誤りです。②はPOSレジの購入費用のみに限定していますが、これはセキュリティ対策推進枠の対象ではないため誤りです。③は工場の生産設備の更新費用のみに限定していますが、これもセキュリティ対策推進枠の対象ではないため誤りです。
問87-13

IPAが運営する「サイバーセキュリティお助け隊サービス制度」について、最も適切なものはどれか。

  • ①相談窓口や異常監視、簡易サイバー保険等をワンパッケージで提供する制度である。
  • ②利用できるのは上場企業のみに限られており、中小企業は利用の対象には含まれない。
  • ③このサービスの利用には、必ず数百万円規模の初期投資が必要とされている。
  • ④このサービスは相談窓口機能のみを提供し、監視や保険等の機能は含まれない。
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正解 ①相談窓口や異常監視、簡易サイバー保険等をワンパッケージで提供する制度である。
解説
サイバーセキュリティお助け隊サービス制度は、中小企業のサイバーセキュリティ対策に不可欠な、相談窓口、異常の監視、緊急時の対応支援、簡易サイバー保険等の各種サービスをワンパッケージにまとめ、安価に提供する仕組みをIPAが認定する制度です。中小企業でも導入しやすいコストで総合的な対策を講じられる点が特徴です。

他の選択肢が誤りの理由
②は利用対象を上場企業のみとしていますが、実際には中小企業を主な対象とするサービスであるため誤りです。③は数百万円規模の初期投資を必要としていますが、実際には中小企業でも導入しやすい安価な料金体系が特徴であるため誤りです。④は相談窓口機能のみとしていますが、実際には監視や簡易サイバー保険等も含めたワンパッケージのサービスであるため誤りです。
問97-13

「DXセレクション」とDX認定制度との関係について、最も適切なものはどれか。

  • ①DXセレクションはDX認定と全く無関係の別制度であり、認定の取得は不要である。
  • ②DX認定を取得した中堅・中小企業等であれば、DXセレクションに自薦で応募できる。
  • ③DXセレクションは大企業の中からDXの優良事例を選定することのみを目的とする。
  • ④DXセレクションに選定されると、DX認定が自動的に取り消される仕組みとなっている。
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正解 ②DX認定を取得した中堅・中小企業等であれば、DXセレクションに自薦で応募できる。
解説
DXセレクションは、デジタルガバナンス・コードに沿った取り組みを通じてDXによる成果を創出している中堅・中小企業等の優良事例を選定する制度です。DX認定を取得することで、中堅・中小企業等はDXセレクションへ自薦で応募できるようになるという関係にあり、DX認定はDXセレクションの前提となる仕組みの一つです。

他の選択肢が誤りの理由
①はDXセレクションとDX認定を全く無関係の制度としていますが、実際にはDX認定の取得がDXセレクションへの自薦応募の要件となっているため誤りです。③はDXセレクションを大企業の優良事例選定のみを目的とするとしていますが、実際には中堅・中小企業等を主な対象とする制度であるため誤りです。④はDXセレクションへの選定でDX認定が自動的に取り消されるとしていますが、そのような仕組みは存在しないため誤りです。
問107-13

中小企業のDX推進に関する公的支援策の全体像について、最も適切なものはどれか。

  • ①デジタル化・AI導入補助金とDX認定制度は同一の制度であるとされ、両者に違いはない。
  • ②DXに関する公的支援策は、大企業向けの施策に限られ中小企業向けの施策は存在しない。
  • ③ツール導入費用の補助や自己診断、認定制度など多様な支援策が組み合わされている。
  • ④DX推進の公的支援は、すべて融資という形態のみで提供されているとされる。
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正解 ③ツール導入費用の補助や自己診断、認定制度など多様な支援策が組み合わされている。
解説
中小企業のDX推進に向けては、ITツール導入費用を補助するデジタル化・AI導入補助金、自社の取組状況を自己診断できるDX推進指標や「デジwith」の診断機能、優良な取り組みを認定するDX認定制度、優良事例を選定するDXセレクションなど、資金面・診断面・認定面といった多様な角度からの支援策が組み合わされて講じられています。

他の選択肢が誤りの理由
①はデジタル化・AI導入補助金とDX認定制度を同一の制度としていますが、前者は費用補助、後者は取り組みの認定という異なる性格の制度であるため誤りです。②は中小企業向けの施策が存在しないとしていますが、実際にはデジタル化・AI導入補助金をはじめ中小企業を主な対象とする施策が数多く存在するため誤りです。④はすべて融資という形態のみとしていますが、実際には補助金や認定制度、自己診断ツールなど融資以外の形態の支援策も多いため誤りです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。