2026年版・7-12

中小企業の海外展開支援策の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「中小企業経営・中小企業政策」から、中小企業の海外展開支援策に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-12

「新規輸出1万者支援プログラム」の実施体制について、最も適切なものはどれか。

  • ①経済産業省・中小企業庁・JETRO・中小機構が一体で輸出事業者を支援する体制である。
  • ②実施主体はあくまで都道府県のみとされ、国の機関は一切関与していない体制である。
  • ③対象となるのは輸出実績が非常に豊富な大企業のみに限られており、中小企業は対象外である。
  • ④民間のコンサルティング会社が単独で運営し、公的機関の関与は想定されていない。
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正解 ①経済産業省・中小企業庁・JETRO・中小機構が一体で輸出事業者を支援する体制である。
解説
新規輸出1万者支援プログラムは、経済産業省・中小企業庁・JETRO(日本貿易振興機構)・中小機構(中小企業基盤整備機構)が一体となって、新たに輸出に取り組む事業者を創出・支援することを目的とした施策です。ジェトロのコンシェルジュによるカウンセリングを起点に、課題や準備状況に応じた各種支援策を提案する仕組みが取られています。

他の選択肢が誤りの理由
②は実施主体を都道府県のみとしていますが、実際には国の機関が中心となって実施する体制であるため誤りです。③はこのプログラムはまさに「はじめて輸出」に挑戦する事業者を主な対象としており、輸出実績豊富な大企業に限定されるものではないため誤りです。④は民間企業単独ではなく、経済産業省や中小企業庁等の公的機関が中心となって実施する体制であるため誤りです。
問27-12

JETRO(日本貿易振興機構)の性格と業務について、最も適切なものはどれか。

  • ①株式会社形態の営利法人であり、株主への利益配当を主目的として運営されている。
  • ②独立行政法人であり、輸出支援だけでなく、対日投資誘致等の業務もあわせて担う。
  • ③業務範囲は特定の1都道府県内の中小企業支援に限定され、全国展開はしていない。
  • ④貿易保険の引受けを専属の業務とし、それ以外の輸出支援業務は一切行っていない。
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正解 ②独立行政法人であり、輸出支援だけでなく、対日投資誘致等の業務もあわせて担う。
解説
JETRO(日本貿易振興機構)は独立行政法人であり、中小企業の輸出支援や海外進出支援だけでなく、対日投資の誘致や調査研究、開発途上国への技術協力など幅広い業務を行う組織です。国内外に事務所網を持ち、中小企業の海外展開を多面的に支援しています。

他の選択肢が誤りの理由
①はJETROを株式会社形態の営利法人としていますが、実際には独立行政法人であり、株主配当を目的とする組織ではないため誤りです。③はJETROの業務範囲を特定の1都道府県内に限定していますが、実際には全国及び海外に拠点を持ち幅広く活動しているため誤りです。④は貿易保険の引受けを専属業務としていますが、貿易保険はNEXI(日本貿易保険)が担う業務であり、JETROの業務ではないため誤りです。
問37-12

NEXI(株式会社日本貿易保険)が提供する貿易保険の役割について、最も適切なものはどれか。

  • ①国内取引における売掛金の未回収リスクのみを対象とし、海外取引は対象としない。
  • ②貿易保険への加入は、輸出取引を行うすべての事業者に法律上義務付けられている。
  • ③海外取引における代金回収不能等のリスクをカバーし、中小企業の海外展開を後押しする。
  • ④貿易保険の引受けは大企業向けの案件のみに限定され、中小企業向けの商品は存在しない。
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正解 ③海外取引における代金回収不能等のリスクをカバーし、中小企業の海外展開を後押しする。
解説
NEXI(株式会社日本貿易保険)は、海外の取引先の倒産や、輸出先国の政情不安等により代金回収ができなくなるリスクなど、通常の民間保険ではカバーしきれない貿易・海外投資に伴うリスクを保険によってカバーする機関です。中小企業を含む幅広い事業者が海外取引の代金回収不能等のリスクに備えられるよう、中小企業向けの貿易保険商品も提供しています。

他の選択肢が誤りの理由
①は国内取引のみを対象としていますが、貿易保険は主に海外取引に伴うリスクを対象とするものであるため誤りです。②は貿易保険への加入を法律上の義務としていますが、実際には任意加入の保険であるため誤りです。④は貿易保険が大企業向けの案件のみに限定されるとしていますが、中小企業向けの商品も用意されているため誤りです。
問47-12

JBIC(株式会社国際協力銀行)による中堅・中小企業の海外展開支援について、最も適切なものはどれか。

  • ①支援対象は大企業に限定されており、中堅・中小企業向けの融資は制度上想定されていない。
  • ②JBICは融資業務のみを行っており、出資による支援は一切行っていないとされる。
  • ③JBICは国内の設備投資向け融資のみを行い、海外事業向けの資金供給は行っていない。
  • ④民間金融機関との協調融資等により、中堅・中小企業の海外投資資金の調達を支援している。
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正解 ④民間金融機関との協調融資等により、中堅・中小企業の海外投資資金の調達を支援している。
解説
JBIC(株式会社国際協力銀行)は、政府が全額出資する政策金融機関で、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業に必要な資金について、民間金融機関との協調融資や出資などを通じて長期の資金供給を行っています。海外展開支援出資ファシリティなどの枠組みを通じ、中堅・中小企業の海外展開に伴う資金調達を後押ししています。

他の選択肢が誤りの理由
①はJBICの支援対象を大企業に限定していますが、実際には中堅・中小企業も対象に含まれているため誤りです。②はJBICが融資業務のみを行うとしていますが、海外展開支援出資ファシリティのように出資による支援も行っているため誤りです。③はJBICが国内向け融資のみを行うとしていますが、JBICの本来的な役割は海外事業に必要な資金の供給であるため誤りです。
問57-12

クールジャパン機構(株式会社海外需要開拓支援機構)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  • ①純粋な民間企業として設立され、国からの出資は受けていない官民ファンドである。
  • ②日本の生活文化産業等の海外での需要開拓に資する事業へリスクマネーを供給する。
  • ③民間だけでは十分にリスクを取りにくい事業に対して出資等の支援を行う機関である。
  • ④政策的な意義が大きい事業を主な対象として、投資判断が行われている機関である。
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正解 ①純粋な民間企業として設立され、国からの出資は受けていない官民ファンドである。
解説
クールジャパン機構(株式会社海外需要開拓支援機構)は、日本の生活文化に関連する製品・サービスの海外需要開拓を支援するために設立された官民ファンドで、国と民間企業の双方からの出資を受けて運営されています。純粋な民間企業ではなく、官民が共同で出資する法律に基づく株式会社であるため、「国からの出資は一切受けていない」という記述は誤りです。

他の選択肢が正しい理由
②は日本の生活文化産業等の海外での需要開拓に資する事業へリスクマネーを供給するという正しい説明です。③は民間だけでは十分にリスクを取りにくい事業に対して出資等の支援を行う機関であるという正しい説明です。④は政策的な意義が大きい事業を主な対象として投資判断が行われる機関であるという正しい説明です。
問67-12

日本政策金融公庫が提供する中小企業向けの海外展開資金について、最も適切なものはどれか。

  • ①融資対象は輸出取引のみに限定され、海外現地法人の設立資金は対象外とされる。
  • ②海外事業展開に必要な設備資金・長期運転資金について融資を受けられる制度がある。
  • ③融資を受けるには、事前に必ず民間銀行からの融資を全額返済していなければならない。
  • ④この融資制度の対象は大企業のみであり、中小企業は利用対象に含まれていない。
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正解 ②海外事業展開に必要な設備資金・長期運転資金について融資を受けられる制度がある。
解説
日本政策金融公庫は、海外への事業展開を図る中小企業者等を対象に、現地法人の設立・運営や国内での海外展開関連の設備投資等に必要な設備資金・長期運転資金について融資を行う制度を設けています。海外展開に伴う資金調達の選択肢の一つとして、中小企業に広く活用されています。

他の選択肢が誤りの理由
①は融資対象を輸出取引のみに限定していますが、実際には現地法人の設立資金なども対象に含まれるため誤りです。③は民間銀行からの融資の全額返済を前提条件としていますが、そのような要件は課されていないため誤りです。④はこの融資制度の対象を大企業のみとしていますが、実際には中小企業者等を対象とする制度であるため誤りです。
問77-12

中小企業海外展開現地支援プラットフォームの仕組みについて、最も適切なものはどれか。

  • ①現地での相談対応は行わず、国内の窓口のみで完結する仕組みとなっている。
  • ②対象となる国・地域はあらかじめ1か国のみに限定され、拡大は想定されていない。
  • ③JETRO海外事務所等を中心に、進出後の現地における経営課題の相談対応を行う。
  • ④利用できるのは既に現地法人を設立済みの大企業のみであり、中小企業は対象外である。
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正解 ③JETRO海外事務所等を中心に、進出後の現地における経営課題の相談対応を行う。
解説
中小企業海外展開現地支援プラットフォームは、海外に進出した中小企業が現地で直面する経営課題について、JETRO海外事務所や現地の専門家等を中心とした相談体制により支援する仕組みです。国内の支援機関だけでは対応が難しい、進出後の現地特有の課題にきめ細かく対応することを目的としています。

他の選択肢が誤りの理由
①はこの仕組みは現地での相談対応を行うことに主眼があり、国内窓口のみで完結するものではないため誤りです。②は対象となる国・地域は複数にわたって整備されており、1か国のみに限定されるものではないため誤りです。④はこの仕組みは中小企業の海外展開支援を目的としており、大企業のみに限定されるものではないため誤りです。
問87-12

JETROが実施する海外展示会・商談会への出展支援について、最も適切なものはどれか。

  • ①支援の対象となるのは既に十分な海外取引実績を持つ大企業のみに限定されている。
  • ②出展支援は国内の展示会のみを対象としており、海外での展示会は対象としていない。
  • ③出展に伴う費用は全額が無条件で補助され、事業者の自己負担は一切生じないとされる。
  • ④海外の見本市等への出展を通じ、中小企業と海外バイヤーとの接点を提供している。
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正解 ④海外の見本市等への出展を通じ、中小企業と海外バイヤーとの接点を提供している。
解説
JETROは、海外の見本市・展示会への出展支援や商談会の開催等を通じて、中小企業が海外のバイヤーと出会い、商談につなげる機会を提供しています。海外市場の情報が乏しい中小企業にとって、現地の需要動向を把握し、新たな販路を開拓する重要な機会となっています。

他の選択肢が誤りの理由
①はこの支援の対象を海外取引実績豊富な大企業のみに限定していますが、実際にはこれから海外展開を目指す中小企業も広く対象としているため誤りです。②は国内の展示会のみを対象としていますが、実際には海外で開催される展示会等への出展支援が中心であるため誤りです。③は出展費用が全額無条件で補助されるとしていますが、実際には事業者の一定の自己負担を伴う形で実施されることが一般的であるため誤りです。
問97-12

JICA(国際協力機構)が実施する中小企業・SDGsビジネス支援事業について、最も適切なものはどれか。

  • ①開発途上国の課題解決に貢献する日本企業のビジネス化を、ODA事業として支援する。
  • ②対象となるのは国内市場向けの新製品開発のみであり、途上国への展開は想定されない。
  • ③この事業は民間企業への業務委託を伴わず、JICA職員が直接ビジネスを実施する。
  • ④支援対象は上場企業のみに限られ、中小企業からの提案は受け付けていない。
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正解 ①開発途上国の課題解決に貢献する日本企業のビジネス化を、ODA事業として支援する。
解説
中小企業・SDGsビジネス支援事業(通称JICA Biz)は、開発途上国が抱える課題の解決に貢献する日本の民間企業等のビジネスづくりを、政府開発援助(ODA)事業として支援する制度です。JICAが持つ途上国政府とのネットワークや現地知見を活用しながら、民間企業の製品・技術・サービスを現地の課題解決につなげることを目指しています。

他の選択肢が誤りの理由
②は対象を国内市場向けの新製品開発のみとしていますが、実際には開発途上国への展開を通じた課題解決を目指す事業であるため誤りです。③はJICA職員が直接ビジネスを実施するとしていますが、実際には民間企業に業務を委託する形で実施されるため誤りです。④は支援対象を上場企業のみに限定していますが、実際には中小企業からの提案も広く受け付けているため誤りです。
問107-12

中小企業の海外展開に伴う知的財産リスクへの対応支援について、最も適切なものはどれか。

  • ①模倣品被害を受けても、公的機関に相談できる窓口は一切用意されていないとされる。
  • ②JETRO等は、海外での模倣品対策や知財侵害への対応に関する相談支援を行う。
  • ③海外での商標・特許出願に対する費用補助は、いかなる場合も実施されていない。
  • ④知的財産リスクへの対応は、進出前の段階では一切検討する必要がないとされている。
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正解 ②JETRO等は、海外での模倣品対策や知財侵害への対応に関する相談支援を行う。
解説
中小企業が海外展開を進めるにあたっては、現地での模倣品被害や知的財産権侵害等のリスクへの対応が課題となります。JETROなどの支援機関は、海外での知的財産権侵害への対応や模倣品対策に関する相談支援を行っており、中小企業が安心して海外展開に取り組めるよう後押ししています。

他の選択肢が誤りの理由
①は模倣品被害に関する公的な相談窓口が一切用意されていないとしていますが、実際にはJETRO等の支援機関に相談できる体制が整えられているため誤りです。③は海外での商標・特許出願費用の補助がいかなる場合も実施されていないとしていますが、中小企業向けの費用補助策が講じられている場合があるため誤りです。④は知的財産リスクへの対応を進出前に検討する必要がないとしていますが、実際には進出前からの検討・対策が重要とされているため誤りです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。