2026年版・6-9

最新IT技術動向(AI・IoT・クラウド)の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「経営情報システム」から、最新IT技術動向(AI・IoT・クラウド)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-9

クラウドサービスの提供形態であるIaaS、PaaS、SaaSの違いについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①IaaSはサーバ等の基盤を、PaaSは開発実行環境を、SaaSは完成したアプリ機能を提供する。
  • ②IaaSは完成したアプリケーション機能を、SaaSはサーバなどの基盤のみを提供する形態である。
  • ③PaaSは物理的なサーバ機器そのものを、購入者の自社建物内に設置するという形態を指す言葉である。
  • ④IaaS、PaaS、SaaSはいずれも全く同じ範囲のサービスを提供し、呼び方だけが異なる形態である。
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正解 ①IaaSはサーバ等の基盤を、PaaSは開発実行環境を、SaaSは完成したアプリ機能を提供する。
解説
IaaS(Infrastructure as a Service)はサーバやストレージなどのハードウェア基盤を、PaaS(Platform as a Service)はアプリケーションを開発・実行するための環境を、SaaS(Software as a Service)は利用者がすぐ使える完成したアプリケーション機能を、それぞれインターネット経由で提供するクラウドサービスの形態です。

他の選択肢が誤りの理由
②はIaaSとSaaSが提供する範囲の説明が入れ替わっているため誤りです。③はクラウドサービスが自社内に機器を設置せず、事業者側の設備をネットワーク経由で利用する形態であるため誤りです。④はIaaS、PaaS、SaaSがそれぞれ異なる範囲(基盤・開発環境・アプリケーション)を提供する形態であるため誤りです。
問26-9

人工知能の実現技術である機械学習とディープラーニングの関係について、最も適切な説明はどれか。

  • ①機械学習はディープラーニングの一種であり、多層のニューラルネットワークを使わずには成立しない。
  • ②ディープラーニングは機械学習の一種で、多層のニューラルネットワークでデータの特徴を学習する。
  • ③機械学習とディープラーニングは全く異なる分野の技術であり、互いに一切の関連性を持たない。
  • ④ディープラーニングでは、データのどの特徴に注目するかを人間があらかじめすべて手作業で指定する。
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正解 ②ディープラーニングは機械学習の一種で、多層のニューラルネットワークでデータの特徴を学習する。
解説
機械学習は、データからパターンや規則性を学習し、未知のデータに対する予測や判断を行う技術の総称です。ディープラーニング(深層学習)は、この機械学習の一種で、人間の神経回路を模した多層のニューラルネットワークを用いることで、データのどの特徴に注目すべきかを人間が指定しなくても自動的に学習できる点が特徴です。

他の選択肢が誤りの理由
①は機械学習とディープラーニングの包含関係の説明が逆になっているため誤りです。③はディープラーニングが機械学習という大きな分野に含まれる技術であり、両者が無関係とする説明は誤りです。④はディープラーニングが注目すべき特徴を自動的に学習できる点が特徴であるにもかかわらず、人間がすべて手作業で指定するとしているため誤りです。
問36-9

文章や画像などを新たに作り出す生成AIの企業における活用動向について、最も適切な説明はどれか。

  • ①生成AIは実験的に試すだけの技術にとどまり、実際の業務プロセスへ組み込まれることは想定されていない。
  • ②生成AIを導入した企業では、内容の確認を一切行わなくても出力結果を常にそのまま業務で使える。
  • ③近年、生成AIの活用は一部の先進的な企業にとどまらず、業務やツールへ組み込む段階へ移りつつある。
  • ④生成AIの活用は大企業のみで検討されており、中小企業にとっては今のところ全く無縁の技術である。
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正解 ③近年、生成AIの活用は一部の先進的な企業にとどまらず、業務やツールへ組み込む段階へ移りつつある。
解説
近年、企業における生成AIの活用は、一部の先進的な企業が試験的に取り組む段階から、業務プロセスやさまざまなツールに組み込んで日常的に活用する段階へと移行しつつあります。あわせて、生成AIを使いこなせる人材とそうでない人材との間で生じる格差や、出力結果を鵜呑みにせず内容を確認する必要性なども課題として指摘されています。

他の選択肢が誤りの理由
①は生成AIの活用が試行段階を超えて業務へ組み込まれる方向に進んでいるため誤りです。②は生成AIの出力には誤りが含まれる可能性があり、内容を確認せずそのまま使うことは推奨されないため誤りです。④は生成AIの活用が大企業に限らず、中小企業においても検討や導入が進みつつあるため誤りです。
問46-9

身の回りのモノをインターネットに接続するIoT(Internet of Things)の仕組みについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①IoTは、コンピュータ同士をケーブルで直接接続し、インターネットを経由しないようにする仕組みである。
  • ②IoTで用いる機器は、一度設置すると通信機能を持たず、データを外部へ送信することはできない。
  • ③IoTは、人が手作業で入力した情報のみを、紙の帳票として印刷するためだけの仕組みである。
  • ④センサーを組み込んだ機器がデータを収集し、ネットワーク経由で送信・分析し制御などに役立てる。
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正解 ④センサーを組み込んだ機器がデータを収集し、ネットワーク経由で送信・分析し制御などに役立てる。
解説
IoT(モノのインターネット)は、家電や設備などさまざまな「モノ」にセンサーや通信機能を組み込み、収集したデータをネットワーク経由でサーバなどへ送信し、分析結果をもとに機器の遠隔制御や異常の検知などに役立てる仕組みです。工場設備の稼働監視や、家庭用機器の遠隔操作など幅広い分野で活用されています。

他の選択肢が誤りの理由
①はIoTがインターネットなどのネットワークを介してモノを接続する仕組みであるにもかかわらず、経由しないとしているため誤りです。②はIoT機器が通信機能を持ち、収集したデータを外部へ送信できる点が特徴であるため誤りです。③はIoTがセンサーによる自動的なデータ収集を特徴とする仕組みであり、紙への印刷を目的とする仕組みではないため誤りです。
問56-9

端末に近い場所でデータ処理を行うエッジコンピューティングについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①データが発生する現場に近い場所で処理を行うことで、通信の遅延を減らし応答を速くする考え方である。
  • ②エッジコンピューティングは、すべてのデータを遠隔地の1つのデータセンターに集約して処理する考え方である。
  • ③エッジコンピューティングを導入すると、現場と処理拠点との間の通信量が理論上は常に増加し続ける。
  • ④エッジコンピューティングは、処理を行う場所を毎回無作為に変更し続けることを目的とした考え方である。
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正解 ①データが発生する現場に近い場所で処理を行うことで、通信の遅延を減らし応答を速くする考え方である。
解説
エッジコンピューティングは、データが発生する現場(エッジ)に近い場所にサーバなどの処理拠点を分散して配置し、その場でデータ処理を行う考え方です。遠隔地の大規模なデータセンターに集約して処理する方式に比べ、通信にかかる時間を減らし、応答を速くできる点や、通信量そのものを抑えられる点がメリットです。

他の選択肢が誤りの理由
②は遠隔地のデータセンターへ集約する方式の説明であり、現場に近い場所で処理するエッジコンピューティングの考え方とは異なるため誤りです。③はエッジコンピューティングが現場で処理を完結させることで、遠隔地との通信量をむしろ抑えられる考え方であるため誤りです。④はエッジコンピューティングが現場に近い場所を意図的に選んで処理を行う考え方であり、無作為に変更するものではないため誤りです。
問66-9

取引記録を分散して管理する技術であるブロックチェーンの仕組みについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①ブロックチェーンは、取引記録を1つの管理者だけが保有するサーバに集中して保存する技術である。
  • ②取引記録の連なりを複数の参加者が分散して共有・検証し合い、記録の改ざんを困難にする技術である。
  • ③ブロックチェーンで記録された取引履歴は、あとから誰でも自由かつ簡単に書き換えられる技術である。
  • ④ブロックチェーンは仮想通貨のみに使われる技術であり、それ以外の用途への応用は想定されていない。
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正解 ②取引記録の連なりを複数の参加者が分散して共有・検証し合い、記録の改ざんを困難にする技術である。
解説
ブロックチェーンは、取引記録をひとまとまりのブロックとして鎖のようにつなぎ、その記録を1か所に集中させるのではなく、ネットワークに参加する複数のコンピュータで分散して共有・検証し合う技術です。過去の記録を書き換えるには多数の参加者の記録を同時に改ざんする必要があるため、データの改ざんが極めて困難になります。

他の選択肢が誤りの理由
①はブロックチェーンが特定の管理者に記録を集中させず分散して保有する技術であるため誤りです。③はブロックチェーンが改ざんを困難にすることを特徴とする技術であるにもかかわらず、自由に書き換えられるとしているため誤りです。④はブロックチェーンが仮想通貨だけでなく、契約管理や物流の追跡など幅広い分野への応用が検討されている技術であるため誤りです。
問76-9

パソコン上の定型的な事務作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)について、最も適切な説明はどれか。

  • ①RPAは物理的な作業を行う産業用ロボットそのものを指し、パソコン上の操作は対象に含まない。
  • ②RPAを導入すれば、判断基準があいまいな例外的な業務についても、常に完全に自動で処理できる。
  • ③あらかじめ設定した手順に従い、データ入力や転記などの操作をソフトウェアが代行し自動処理する。
  • ④RPAは、人間の操作を記録するだけで、その後の作業を自動的に実行する機能は持たない仕組みである。
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正解 ③あらかじめ設定した手順に従い、データ入力や転記などの操作をソフトウェアが代行し自動処理する。
解説
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)は、パソコン上で行うデータ入力や複数システム間の転記といった、あらかじめ手順が決まっている定型的な事務作業を、ソフトウェア型のロボットが人に代わって自動的に実行する技術です。単純作業の負荷軽減やミスの削減に役立ちます。

他の選択肢が誤りの理由
①はRPAがパソコン上のソフトウェア操作を自動化する技術であり、物理的な産業用ロボットとは異なるため誤りです。②はRPAが決まった手順の定型的な業務を得意とする技術であり、判断基準があいまいな例外的な業務まで常に完全に自動処理できるわけではないため誤りです。④はRPAが記録した手順に基づいて実際に作業を自動実行する技術であるため誤りです。
問86-9

移動通信システムの規格である5G(第5世代移動通信システム)の特徴について、最も適切な説明はどれか。

  • ①5Gは音声通話の機能のみに特化しており、データ通信の速度や容量は従来の規格と変わらない。
  • ②5Gでは通信の遅延がかえって大きくなり、多数の機器の同時接続もできなくなってしまう。
  • ③5Gの技術仕様は各国において全く共通化されておらず、国境をまたいだ通信は一切想定されていない。
  • ④高速大容量通信に加え、低遅延・多数同時接続という特徴も併せ持つ移動通信システムの規格である。
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正解 ④高速大容量通信に加え、低遅延・多数同時接続という特徴も併せ持つ移動通信システムの規格である。
解説
5G(第5世代移動通信システム)は、従来の規格と比べて高速大容量の通信が可能であることに加え、通信の遅延が小さい(低遅延)こと、多数の機器を同時に接続できる(多数同時接続)ことという特徴も併せ持つ規格です。これらの特徴により、IoT機器の活用や遠隔操作など幅広い応用が期待されています。

他の選択肢が誤りの理由
①は5Gが音声通話だけでなく、高速大容量のデータ通信を実現する規格であるため誤りです。②は5Gが低遅延・多数同時接続を特徴とする規格であるにもかかわらず、その逆の特徴を説明しているため誤りです。③は5Gが国際的な標準化団体によって規格化されており、各国で共通の技術仕様に基づいて運用されているため誤りです。
問96-9

企業活動においてデータとデジタル技術を活用するDX(デジタルトランスフォーメーション)について、最も適切な説明はどれか。

  • ①データとデジタル技術で、業務プロセスや組織文化、製品・サービスを変革し競争優位を築く取り組みである。
  • ②DXとは、紙の書類をスキャナーで読み取って画像データとして保存する作業のみを指す言葉である。
  • ③DXは、既存の業務プロセスや組織のあり方を変えないまま、パソコンを新しい機種に入れ替える取り組みである。
  • ④DXは情報システム部門だけが取り組む課題であり、経営層や他部門は関与する必要がない取り組みである。
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正解 ①データとデジタル技術で、業務プロセスや組織文化、製品・サービスを変革し競争優位を築く取り組みである。
解説
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、単なるIT機器の導入にとどまらず、データとデジタル技術を活用して、製品やサービス、業務プロセス、さらには組織文化やビジネスモデルまでを変革し、競争上の優位性を確立していく取り組みを指します。経営戦略の一環として、経営層の関与のもとで全社的に取り組むべき課題とされています。

他の選択肢が誤りの理由
②は書類の電子化(ペーパーレス化)という個別の作業のみを指しており、業務プロセスや組織文化まで含めて変革するDXの説明としては限定的すぎるため誤りです。③はDXが業務プロセスや組織のあり方そのものの変革を伴う取り組みであるにもかかわらず、機器の入れ替えのみとしているため誤りです。④はDXが経営戦略に関わる全社的な取り組みであり、情報システム部門だけで完結する課題ではないため誤りです。
問106-9

多種多様かつ大量のデータであるビッグデータの特徴について、最も適切な説明はどれか。

  • ①ビッグデータとは、あらかじめ表形式に整理された同じ種類のデータのみを、少量集めたものを指す言葉である。
  • ②データの量、データの種類の多様性、データが発生・更新される速さといった特徴を持つデータ群である。
  • ③ビッグデータは一度収集した後、その後は更新も追加も一切行わないことを前提としたデータ群である。
  • ④ビッグデータの活用では、データの量だけが重要であり、データの種類や発生する速さは考慮しなくてよい。
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正解 ②データの量、データの種類の多様性、データが発生・更新される速さといった特徴を持つデータ群である。
解説
ビッグデータは、従来の一般的なデータベース管理ツールでは扱いにくいほどの、データの量(Volume)、データの種類の多様性(Variety、数値だけでなく文章・画像・音声なども含む)、データが発生・更新される速さ(Velocity)といった特徴を持つデータ群を指します。これら3つの頭文字から「3つのV」と呼ばれることもあります。

他の選択肢が誤りの理由
①はビッグデータが多様な形式の大量データを指す言葉であり、整理された同じ種類のデータを少量集めたものではないため誤りです。③はビッグデータが日々刻々と発生・更新されるデータを含む点(Velocity)が特徴であるため誤りです。④はビッグデータの特徴がデータの量だけでなく、種類の多様性や発生する速さも含む点にあるため誤りです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。