2026年版・6-2

ソフトウェアとOSの一問一答

中小企業診断士(一次試験)「経営情報システム」から、ソフトウェアとOSに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-2

オペレーティングシステム(OS)が果たす基本的な役割として、最も適切なものはどれか。

  • ①特定の業務目的のために開発された、会計処理や在庫管理などを行うアプリケーションソフトウェアである。
  • ②CPUや主記憶などのハードウェア資源を管理し、複数のアプリケーションソフトウェアに利用させる。
  • ③ハードウェアを直接制御する機能は持たず、アプリケーションソフトウェア同士の連携のみを担う。
  • ④コンピュータの起動時にのみ動作するプログラムであり、起動が完了すると同時に動作を終了する。
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正解 ②CPUや主記憶などのハードウェア資源を管理し、複数のアプリケーションソフトウェアに利用させる。
解説
OS(オペレーティングシステム)は、CPUや主記憶、補助記憶などのハードウェア資源を管理し、複数のアプリケーションソフトウェアがそれらの資源を効率よく共有しながら利用できるようにする基本ソフトウェアです。ファイル管理やタスク管理、入出力の制御なども、OSが提供する代表的な機能です。

他の選択肢が誤りの理由
①は特定の業務のために作られる応用ソフトウェアの説明であり、OSの説明ではないため誤りです。③はOSがハードウェアを直接制御する中心的な役割を担っている点を否定しており誤りです。④はOSが起動時だけでなく、コンピュータが稼働している間は継続して動作し続けるため誤りです。
問26-2

コンピュータが複数のプログラムを同時に処理するマルチタスクについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①複数のCPUを同時に搭載することを指しており、CPUが1つの環境では実現できない方式である。
  • ②1つのプログラムを複数の処理に分割し、常に完全な同時並行での実行を保証する処理方式である。
  • ③1つのCPUで複数のプログラムを短時間ごとに切替え、動作しているように見せる方式である。
  • ④補助記憶装置を複数台同時に接続し、データの読み書き速度のみを高めるための処理方式である。
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正解 ③1つのCPUで複数のプログラムを短時間ごとに切替え、動作しているように見せる方式である。
解説
マルチタスクとは、1つのCPUで複数のプログラム(タスク)を非常に短い時間ごとに切り替えながら実行することで、利用者から見るとあたかも複数のプログラムが同時に動作しているように見せる処理方式です。CPUが1つの場合、ある瞬間に実際に実行されているプログラムは1つに限られますが、高速な切り替えによって並行動作しているように感じられます。

他の選択肢が誤りの理由
①は複数CPUの搭載を前提としていますが、マルチタスクはCPUが1つの環境でも実現できる処理方式であるため誤りです。②は完全な同時並行実行を保証するとしていますが、実際には短い時間で処理を切り替えているだけであるため誤りです。④は補助記憶装置の接続台数に関する説明であり、マルチタスクとは異なる概念であるため誤りです。
問36-2

主記憶の容量を超えるプログラムの実行を可能にする仮想記憶方式の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①主記憶の容量を実際よりも小さく見せることで、複数のプログラムの同時実行を制限するための方式である。
  • ②補助記憶を用いず、主記憶の中だけでデータを圧縮することで、実質的な記憶容量を増やす方式である。
  • ③CPUのキャッシュメモリと主記憶とを、ハードウェア的に1つの記憶装置として統合する方式である。
  • ④補助記憶の一部を主記憶の延長として扱い、主記憶容量を超えるプログラムの実行を可能にする方式である。
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正解 ④補助記憶の一部を主記憶の延長として扱い、主記憶容量を超えるプログラムの実行を可能にする方式である。
解説
仮想記憶方式は、補助記憶装置の一部を主記憶の延長であるかのように扱う技術で、実際の主記憶(物理メモリ)の容量よりも大きなプログラムを実行できるようにします。プログラムを一定サイズの単位(ページ)に分割し、必要な部分だけを主記憶に読み込むページング方式が代表的な実現方法です。

他の選択肢が誤りの理由
①は仮想記憶が主記憶を小さく見せて実行を制限する技術だとしていますが、実際には利用できる記憶容量を実質的に拡張する技術であるため誤りです。②は補助記憶を用いないとしていますが、仮想記憶は補助記憶を主記憶の延長として活用する技術であるため誤りです。③はキャッシュメモリと主記憶の統合の説明であり、仮想記憶方式とは異なる概念であるため誤りです。
問46-2

補助記憶装置に保存されたデータをファイル単位で管理するファイルシステムについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①補助記憶上のデータをファイル単位で管理し、ディレクトリによる整理や名前でのアクセスを可能にする。
  • ②主記憶上で実行中のプログラムが使用するデータを、CPUのレジスタへ直接転送するための仕組みである。
  • ③ネットワークに接続された複数台の時刻を、基準となる時刻へ同期させるための仕組みである。
  • ④ハードウェアの故障を自動的に検知し、直ちに代替の部品へ処理を切り替えるための仕組みである。
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正解 ①補助記憶上のデータをファイル単位で管理し、ディレクトリによる整理や名前でのアクセスを可能にする。
解説
ファイルシステムは、補助記憶装置に保存されたデータをファイルという単位で管理する仕組みで、ディレクトリ(フォルダ)による階層構造での整理や、ファイル名を指定してのアクセス、アクセス権限の管理などを可能にします。OSが提供する代表的な機能の一つです。

他の選択肢が誤りの理由
②はレジスタへのデータ転送に関する説明であり、ファイルの管理を担うファイルシステムの役割ではないため誤りです。③は時刻同期の仕組みの説明であり、ファイルシステムの役割ではないため誤りです。④は装置の冗長化による障害対策の説明であり、ファイルシステムの役割ではないため誤りです。
問56-2

プリンタなどの周辺機器を制御するデバイスドライバの役割について、最も適切な説明はどれか。

  • ①周辺機器を経由せずにデータを直接ネットワークへ送信するための、通信専用のハードウェアである。
  • ②プリンタやマウスなど個々の周辺機器を、OSが制御できるようにする専用のソフトウェアである。
  • ③アプリケーションソフトウェアが作成した文書ファイルの内容を、自動的に翻訳するソフトウェアである。
  • ④コンピュータ本体の電源のオンとオフを、あらかじめ設定した時刻に自動で切り替える装置である。
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正解 ②プリンタやマウスなど個々の周辺機器を、OSが制御できるようにする専用のソフトウェアである。
解説
デバイスドライバは、プリンタやマウス、キーボードなど個々の周辺機器の仕様に応じて、OSやアプリケーションソフトウェアがその機器を制御・利用できるようにするための専用のソフトウェアです。機器の種類ごとに対応するドライバが必要で、OSに標準搭載されているものもあれば、機器メーカーが別途提供するものもあります。

他の選択肢が誤りの理由
①はハードウェアと説明していますが、デバイスドライバはソフトウェアであるため誤りです。③は文書の自動翻訳という全く異なる機能の説明であり、デバイスドライバの役割ではないため誤りです。④は電源の自動切り替えを行う装置の説明であり、デバイスドライバの役割ではないため誤りです。
問66-2

オープンソースソフトウェア(OSS)とそのライセンスに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①OSSはすべて無償で利用できるが、ソースコードは非公開のまま提供されるソフトウェアの総称である。
  • ②OSSを組み込んだ製品を販売する行為は、ライセンスの種類にかかわらず一律で禁止されている。
  • ③多くのOSSはソースコードが公開されており、ライセンス条件に従えば改変や再配布を行うことができる。
  • ④GPLの適用を受けるソフトウェアは、改変後にソースコードを一切公開しないことが義務付けられている。
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正解 ③多くのOSSはソースコードが公開されており、ライセンス条件に従えば改変や再配布を行うことができる。
解説
オープンソースソフトウェア(OSS)は、多くの場合ソースコードが公開されており、それぞれのライセンス(GPL、MITライセンスなど)が定める条件に従うことで、利用者が改変や再配布を行うことができます。ライセンスによって、改変後の再配布時にソースコードの公開を求めるものなど、条件の厳しさに違いがあります。

他の選択肢が誤りの理由
①はソースコードが非公開であるとしていますが、OSSはソースコードが公開されている点が特徴であるため誤りです。②はOSSを組み込んだ製品の販売について、ライセンス条件を満たせば認められる場合が多いにもかかわらず一律禁止としており誤りです。④はGPLの説明として誤りで、実際にはGPLは改変物を再配布する際にソースコードの公開を求める性質(コピーレフト)を持ちます。
問76-2

OSとアプリケーションの間で共通機能を提供するミドルウェアについて、最も適切な説明はどれか。

  • ①利用者がコンピュータを直接操作するための、キーボードやタッチパネルなどの入力装置そのものを指す。
  • ②アプリケーションソフトウェアの開発時にのみ使用されるものであり、完成後の運用時には必要とされない。
  • ③OSの一部として組み込まれているため、OSとは切り離して単体で導入することはできない。
  • ④OSとアプリケーションの中間に位置し、データベース接続など共通の機能を提供するソフトウェアである。
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正解 ④OSとアプリケーションの中間に位置し、データベース接続など共通の機能を提供するソフトウェアである。
解説
ミドルウェアは、OSとアプリケーションソフトウェアの中間に位置するソフトウェアで、データベース管理システムやWebサーバソフトウェアなど、多くのアプリケーションから共通して利用される機能を提供します。個々のアプリケーションが同じ機能を重複して実装する手間を省き、開発の効率化に役立ちます。

他の選択肢が誤りの理由
①は入力装置というハードウェアの説明であり、ソフトウェアであるミドルウェアの説明ではないため誤りです。②はミドルウェアが運用時にも継続して稼働し機能を提供し続けるため誤りです。③はミドルウェアの多くがOSとは別に独立してインストール・更新できる製品であるため誤りです。
問86-2

1台の物理サーバ上で複数のOSを動かすサーバ仮想化技術について、最も適切な説明はどれか。

  • ①1台の物理サーバ上に複数の仮想サーバを構築し、それぞれで別々のOSを独立に稼働させる技術である。
  • ②複数台の物理サーバを1台であるかのように統合して見せかけるが、実際にOSは1つしか稼働できない。
  • ③物理サーバの台数を増やすことなく、ネットワークの通信速度のみを向上させるための技術である。
  • ④仮想化を行うと物理サーバの故障の影響を完全に排除でき、障害対策が一切不要になる技術である。
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正解 ①1台の物理サーバ上に複数の仮想サーバを構築し、それぞれで別々のOSを独立に稼働させる技術である。
解説
サーバ仮想化は、ハイパーバイザと呼ばれるソフトウェアなどを用いて、1台の物理サーバ上に複数の仮想的なサーバ(仮想マシン)を構築し、それぞれで異なるOSやアプリケーションを独立に稼働させる技術です。物理サーバの台数を抑えながら、用途ごとにサーバ環境を柔軟に使い分けられる点がメリットです。

他の選択肢が誤りの理由
②は複数の物理サーバを1つに見せかける説明になっていますが、サーバ仮想化は1台の物理サーバ上で複数のOSを独立に稼働させる技術であるため誤りです。③は通信速度の向上のみを目的とする説明であり、サーバ仮想化の本質的な役割ではないため誤りです。④は仮想化を行っても物理サーバ自体の故障リスクはなくならず、障害対策が不要になるわけではないため誤りです。
問96-2

OSのCPUスケジューリング方式の一つであるラウンドロビン方式について、最も適切な説明はどれか。

  • ①各プログラムにあらかじめ優先度を設定し、優先度が最も高いプログラムだけに以後CPUを割り当て続ける。
  • ②各プログラムに一定時間ずつ順番にCPUを割り当て、その時間が来ると次のプログラムに切り替える。
  • ③システムに投入された順序に関係なく、処理内容が最も軽いプログラムから常に先に実行し続ける。
  • ④実行中のプログラムが自ら処理を終えるか要求するまで、他のプログラムには一切CPUを割り当てない。
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正解 ②各プログラムに一定時間ずつ順番にCPUを割り当て、その時間が来ると次のプログラムに切り替える。
解説
ラウンドロビン方式は、実行待ちの各プログラムに対して一定時間(タイムスライス)ずつ順番にCPUを割り当て、その時間が経過すると次の順番のプログラムへ処理を切り替えていくスケジューリング方式です。特定のプログラムがCPUを長時間占有し続けることを防ぎ、複数のプログラムに公平に処理時間を配分できます。

他の選択肢が誤りの理由
①は優先度が最も高いプログラムのみに固定的にCPUを割り当て続ける説明であり、公平に時間を分け合うラウンドロビン方式とは異なるため誤りです。③は処理内容の軽さで実行順を決める説明であり、時間で区切って順番に割り当てるラウンドロビン方式とは異なるため誤りです。④はプログラムが自発的に処理を終えるまでCPUを占有し続ける方式の説明であり、強制的に切り替えるラウンドロビン方式とは異なるため誤りです。
問106-2

電源投入時にハードウェアを初期化するファームウェア(BIOSやUEFIなど)について、最も適切な説明はどれか。

  • ①利用者が日常的に使う文書作成や表計算などの作業を行うために起動する、応用ソフトウェアの一種である。
  • ②OSが完全に起動した後にのみ動作を開始し、それ以前の段階では一切機能しないソフトウェアである。
  • ③電源投入時にハードウェアの初期化を行い、OSを起動させるための処理を実行するソフトウェアである。
  • ④ハードディスクやSSDなどの補助記憶装置の内部にのみ記録されており、他の場所には保存されない。
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正解 ③電源投入時にハードウェアの初期化を行い、OSを起動させるための処理を実行するソフトウェアである。
解説
ファームウェア(BIOSやUEFIなど)は、コンピュータの電源投入時にCPUやメモリなどハードウェアの初期化を行い、OSを補助記憶装置から読み込んで起動させるための一連の処理を実行するソフトウェアです。マザーボード上のROMなどに書き込まれており、OSより先に動作します。

他の選択肢が誤りの理由
①は文書作成や表計算などを行う応用ソフトウェアの説明であり、ハードウェアの初期化を担うファームウェアの説明ではないため誤りです。②はOSが起動した後にのみ動作するとしていますが、実際にはOSを起動させる前の段階で動作するため誤りです。④は補助記憶装置にのみ記録されるとしていますが、実際には多くの場合マザーボード上のROMなどに記録されているため誤りです。

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