2026年版・6-1

コンピュータの基礎(ハードウェア)の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「経営情報システム」から、コンピュータの基礎(ハードウェア)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問16-1

コンピュータのCPUの性能に関わるクロック周波数について、最も適切な説明はどれか。

  • ①CPU内部の回路が同期して動作する基準信号が、1秒間に繰り返される回数を表す指標である。
  • ②CPUが1秒間に実行できる命令の件数そのものを表し、機種が違っても性能を直接比較できる指標である。
  • ③CPUと主記憶装置の間でデータをやり取りする際の、バスの信号線の本数を表す指標である。
  • ④CPU内部に搭載されるレジスタの個数と、レジスタ1個あたりのビット数を表す指標である。
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正解 ①CPU内部の回路が同期して動作する基準信号が、1秒間に繰り返される回数を表す指標である。
解説
クロック周波数とは、CPU内部の回路が同期して動作するための基準信号(クロック信号)が1秒間に繰り返される回数を表す指標で、単位にはHz(ヘルツ)を用います。同じ設計のCPUであれば数値が大きいほど処理速度は高速になりますが、内部構造(アーキテクチャ)が異なるCPU同士では、クロック周波数だけで単純に性能を比較することはできません。

他の選択肢が誤りの理由
②は、実際の処理能力は命令の種類や並列実行の仕組みにも左右され、機種を超えて単純比較できるものではないため誤りです。③はバス幅に関する説明であり、クロック周波数とは異なる指標です。④はレジスタ構成に関する説明であり、クロック周波数とは異なる指標です。
問26-1

コンピュータの記憶階層に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①レジスタ、キャッシュ、主記憶、補助記憶の順に、アクセス速度も容量も小さくなっていく。
  • ②レジスタ、キャッシュ、主記憶、補助記憶の順に、アクセス速度は遅く容量は大きくなっていく。
  • ③補助記憶装置に格納されたデータは、CPUで演算する際にレジスタを一切経由せず直接処理される。
  • ④キャッシュメモリは主記憶よりも大容量かつ安価であり、主記憶の代替として使われる記憶装置である。
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正解 ②レジスタ、キャッシュ、主記憶、補助記憶の順に、アクセス速度は遅く容量は大きくなっていく。
解説
コンピュータの記憶装置は、CPUに近いレジスタが最も高速・小容量で、キャッシュメモリ、主記憶(メインメモリ)、補助記憶(HDD・SSDなど)の順に、アクセス速度は遅くなる一方で容量は大きくなっていきます。この階層構造により、頻繁に使うデータを高速な記憶に置くことで、速度と容量、コストのバランスを取っています。

他の選択肢が誤りの理由
①はアクセス速度と容量の関係が実際とは逆であり、階層が下がるほど速度は遅く容量は大きくなるため誤りです。③はCPUが演算を行う際、データは主記憶やキャッシュを経てレジスタに読み込まれてから処理されるため誤りです。④はキャッシュメモリが主記憶より高速だが小容量かつ高価であるため誤りです。
問36-1

2進数「11010」を10進数で表したものとして、正しいものはどれか。

  • ①18
  • ②27
  • ③26
  • ④30
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正解 ③26
解説
2進数の各桁は右から2の0乗、2の1乗、2の2乗…という桁の重み(1、2、4、8、16)を持ちます。「11010」は左から16、8、4、2、1の位に対応し、1・1・0・1・0が立っているため、16+8+0+2+0=26となり、10進数では26です。

他の選択肢が誤りの理由
①は8の位を0と読み違えて16+0+0+2+0と計算した場合に生じる誤りです。②は1の位を1と読み違えて16+8+0+2+1と計算した場合に生じる誤りです。④は4の位を1と読み違えて16+8+4+2+0と計算した場合に生じる誤りです。
問46-1

ディスクアレイのRAID5に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①2台のディスクに全く同じデータを同時に書き込み、一方が故障してももう一方で処理を継続できる。
  • ②パリティを持たず複数ディスクにデータを分散して書き込むことで、読み書き速度の向上のみを図る。
  • ③2台一組のディスクへ二重に書き込むペアを複数組用意することで、冗長性と速度を両立させる。
  • ④データとともに誤り訂正用のパリティを複数ディスクに分散して記録し、1台の故障でも復旧できる。
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正解 ④データとともに誤り訂正用のパリティを複数ディスクに分散して記録し、1台の故障でも復旧できる。
解説
RAID5は、データとあわせて誤り訂正用のパリティ情報を生成し、特定の1台に集中させず複数のディスクへ分散して記録する方式です。最低3台のディスクで構成でき、1台が故障してもパリティ情報から元のデータを復元できるため、容量効率と耐障害性のバランスに優れた方式として広く使われています。

他の選択肢が誤りの理由
①はRAID1(ミラーリング)の説明であり、RAID5とは異なる方式のため誤りです。②はパリティを持たないRAID0(ストライピング)の説明であり、RAID5とは異なる方式のため誤りです。③はRAID1とRAID0を組み合わせたRAID10の説明であり、RAID5とは異なる方式のため誤りです。
問56-1

1台あたり2TBのハードディスクを4台用いてRAID5を構成した場合、実際にデータ格納に使える実効容量として最も近いものはどれか。ただし、フォーマット等による目減りは考慮しないものとする。

  • ①6TB
  • ②8TB
  • ③4TB
  • ④2TB
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正解 ①6TB
解説
RAID5は、データ用の容量に加えて1台分に相当するパリティ情報を分散して記録する方式のため、実効容量はディスク1台分を差し引いた(台数-1)台分になります。本問ではディスク4台×2TBのうち1台分がパリティ相当として使われるため、実効容量は(4-1)×2TB=6TBです。

他の選択肢が誤りの理由
②はパリティ分の容量を一切差し引かず、4台の合計容量である8TBをそのまま実効容量としてしまった誤りです。③は2台ずつのミラーリング(RAID10相当)と混同し、実効容量を半分の4TBとしてしまった誤りです。④は4台全体を1組のミラーリングと混同し、実効容量を1台分の2TBとしてしまった誤りです。
問66-1

SSD(Solid State Drive)とHDD(Hard Disk Drive)の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①SSDは磁性体を塗布した円盤を高速回転させてデータを記録するため、HDDより衝撃に弱い。
  • ②SSDは半導体メモリにデータを記録するため、HDDのような回転する円盤や可動部品を持たない。
  • ③HDDは半導体メモリにデータを記録する方式であり、電源を切るとデータがすべて消去される。
  • ④SSDはHDDと比べてランダムアクセス性能が低く、大量の小さなファイルの読み書きには不向きである。
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正解 ②SSDは半導体メモリにデータを記録するため、HDDのような回転する円盤や可動部品を持たない。
解説
SSDはフラッシュメモリという半導体メモリにデータを記録する記憶装置で、HDDのようにデータを記録した円盤(プラッタ)を回転させる機構や、データを読み書きするヘッドなどの可動部品を持ちません。そのため一般にHDDより衝撃に強く、ランダムアクセスも高速です。

他の選択肢が誤りの理由
①は円盤を回転させる方式の説明であり、これはHDDの特徴であるため誤りです。③は半導体メモリで記録する方式の説明であり、これはSSDの特徴であってHDDの説明ではないため誤りです。④はSSDのランダムアクセス性能について、実際にはHDDより優れているにもかかわらず逆の説明をしているため誤りです。
問76-1

システムの信頼性を表す指標であるMTBFとMTTRに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①MTBFは修復に要する平均時間を、MTTRは故障するまでの平均稼働時間をそれぞれ表す指標である。
  • ②MTBFとMTTRはいずれも稼働率を表す指標であり、数値が大きいほどシステムの信頼性は高いとされる。
  • ③MTBFは故障から次の故障までの平均間隔を、MTTRは故障の発生から修復完了までの平均時間を表す。
  • ④MTBFは1年間に発生した故障の総回数を、MTTRは1回あたりの修理費用の平均額を表す指標である。
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正解 ③MTBFは故障から次の故障までの平均間隔を、MTTRは故障の発生から修復完了までの平均時間を表す。
解説
MTBF(平均故障間隔)は、あるシステムが故障してから次に故障するまでの平均時間を表し、この値が大きいほど故障しにくく信頼性が高いといえます。MTTR(平均修復時間)は、故障が発生してから修復が完了するまでの平均時間を表し、この値が小さいほど保守性が高いといえます。稼働率はMTBF÷(MTBF+MTTR)で求められます。

他の選択肢が誤りの理由
①はMTBFとMTTRの説明が入れ替わっているため誤りです。②はMTBFとMTTRがいずれも稼働率そのものを表す指標だとしている点が誤りで、両者は稼働率を算出する際に用いる時間の指標です。④はMTBFを故障回数、MTTRを修理費用としており、いずれも時間に関する指標ではない誤った説明です。
問86-1

コンピュータの記憶素子における「揮発性」とは何かを説明したものとして、最も適切なものはどれか。

  • ①揮発性メモリは電源を切っても内容が保持される性質を持ち、SSDやHDDなどの補助記憶が該当する。
  • ②不揮発性メモリは処理速度が非常に遅いため、主記憶にも補助記憶にも一切使用されていない。
  • ③揮発性・不揮発性の区別は記憶容量の大きさで決まり、容量が小さいものほど揮発性とされる。
  • ④揮発性メモリは電源を切ると記憶内容が失われる性質を持ち、主記憶に使うDRAMなどが該当する。
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正解 ④揮発性メモリは電源を切ると記憶内容が失われる性質を持ち、主記憶に使うDRAMなどが該当する。
解説
揮発性メモリとは、電源の供給が絶たれると記憶していた内容が失われる性質を持つ記憶素子のことで、主記憶に用いられるDRAM(SDRAM)などが該当します。これに対し、電源を切っても内容が保持される性質を不揮発性といい、SSDやHDD、フラッシュメモリなどの補助記憶装置が該当します。

他の選択肢が誤りの理由
①は揮発性メモリの定義が実際とは逆になっており、電源を切っても保持されるのは不揮発性の性質であるため誤りです。②は不揮発性メモリの例であるSSDなどが実際に補助記憶として広く使用されているため誤りです。③は揮発性・不揮発性の区別が容量の大小で決まるとしている点が誤りで、実際には電源を切った際にデータが保持されるかどうかで区別されます。
問96-1

コンピュータの周辺機器接続に広く用いられるUSB(Universal Serial Bus)の特徴として、最も適切なものはどれか。

  • ①1つの規格でデータ転送と機器への電力供給の両方ができ、装置の電源を入れたまま抜き差しも行える。
  • ②データ転送専用の規格であり、USBケーブルを介して周辺機器へ電力を供給することはできない。
  • ③使用中に抜き差しを行うと機器が破損する恐れがあるため、必ず電源を切ってから着脱する必要がある。
  • ④コンピュータ本体と周辺機器を並列に接続する規格であり、複数本の信号線を同時に使いデータを送る。
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正解 ①1つの規格でデータ転送と機器への電力供給の両方ができ、装置の電源を入れたまま抜き差しも行える。
解説
USBは、パソコンとキーボードやマウス、外付けストレージなどの周辺機器を接続するための規格で、データ転送だけでなく機器への電力供給も同じケーブルで行うことができます。また、コンピュータの電源を入れたまま機器の抜き差しができるホットプラグ(プラグアンドプレイ)に対応している点も特徴です。

他の選択肢が誤りの理由
②はUSBがデータ転送に加えて電力供給も行える規格であるため誤りです。③はUSBが電源を入れたままの抜き差し(ホットプラグ)に対応しているため誤りです。④はUSBが1本の信号線でデータを直列に送るシリアル方式の規格であるため、並列接続という説明が誤りです。
問106-1

コンピュータを構成する5大装置とプログラム内蔵方式について、最も適切に説明しているものはどれか。

  • ①演算・制御・記憶・入力・出力の5つの装置からなるが、プログラムは実行の都度、外部から読み込む。
  • ②演算・制御・記憶・入力・出力の5つの装置からなり、プログラムを主記憶に格納し順に読み出し実行する。
  • ③記憶・入力・出力の3つの装置のみで構成され、演算と制御の機能はすべて入力装置が兼ねている。
  • ④プログラム内蔵方式とは、実行するプログラムをあらかじめ制御装置の内部に固定して組み込む方式をいう。
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正解 ②演算・制御・記憶・入力・出力の5つの装置からなり、プログラムを主記憶に格納し順に読み出し実行する。
解説
コンピュータは、演算装置・制御装置・記憶装置・入力装置・出力装置という5大装置から構成されます。現在主流の方式は、実行するプログラムをあらかじめ主記憶装置に格納しておき、制御装置がそれを順に読み出しながら実行するプログラム内蔵方式(ノイマン型)です。

他の選択肢が誤りの理由
①は5大装置の構成自体は正しいものの、プログラムを都度外部から読み込むとしている点が誤りで、実際はあらかじめ主記憶に格納しておく方式が主流です。③は5大装置のうち演算・制御・入力の役割を混同した誤った構成で、実際には5つの独立した機能に分かれます。④はプログラム内蔵方式の説明として誤りで、実際にはプログラムは制御装置ではなく主記憶装置に格納されます。

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