2026年版・4-4

品質管理(QC七つ道具等)の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「運営管理」から、品質管理(QC七つ道具等)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-4

QC七つ道具に含まれる手法の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  • ①親和図法、連関図法、系統図法など、言語データを整理する手法群である。
  • ②パレート図、特性要因図、ヒストグラムなど、主に数値データを扱う手法群である。
  • ③アローダイヤグラム法など、日程計画やリスク対応を検討する手法群である。
  • ④SWOT分析、PPM分析などの、経営戦略の立案に用いられる分析手法群である。
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正解 ②パレート図、特性要因図、ヒストグラムなど、主に数値データを扱う手法群である。
解説
QC七つ道具は、パレート図・特性要因図・グラフ・ヒストグラム・散布図・管理図・チェックシートの7つの手法から構成され、主に数値データを整理・分析して現状把握や問題の要因発見を行うために用いられます。層別はこれらの手法に共通して用いられる基本的な考え方として位置づけられます。

他の選択肢が誤りの理由
①は親和図法・連関図法・系統図法・マトリックス図法を挙げていますが、これらは主に言語データを扱う新QC七つ道具の手法であり、QC七つ道具の説明としては誤りです。③のアローダイヤグラム法・PDPC法も新QC七つ道具に含まれる手法であり誤りです。④のSWOT分析・PPM分析は経営戦略分析の手法であり、QC七つ道具には含まれないため誤りです。
問24-4

パレート図に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①不良項目を件数の多い順に棒グラフで並べ、累積構成比を折れ線で重ね、重点項目を把握する図である。
  • ②2つの変量を横軸・縦軸にとり、点を打つことで両者の間に相関関係があるかどうかを調べる図である。
  • ③結果に対する原因を魚の骨のような形に階層的に整理し、主要因・副要因の関係を明らかにする図である。
  • ④測定値の分布状況を一定区間ごとの度数で棒グラフに表し、ばらつきの形状を把握するための図である。
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正解 ①不良項目を件数の多い順に棒グラフで並べ、累積構成比を折れ線で重ね、重点項目を把握する図である。
解説
パレート図は、不良の発生件数やクレームの件数などを項目別に集計し、件数の多い順に棒グラフで並べるとともに、その累積構成比を折れ線グラフで重ねて示した図です。全体に占める影響度の大きい上位の項目(重点項目)を視覚的に把握し、優先的に対策すべき対象を絞り込むために用いられます。

他の選択肢が誤りの理由
②は散布図の説明であり、パレート図とは異なる図です。③は特性要因図の説明であり、パレート図とは異なる図です。④はヒストグラムの説明であり、パレート図とは異なる図です。
問34-4

特性要因図(フィッシュボーン図)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①不良項目を件数順に並べ累積比率の折れ線を重ね、重点管理すべき項目を絞り込む図である。
  • ②一つの結果に対し、考えられる原因を大骨・中骨・小骨のような形で階層的に整理した図である。
  • ③時系列に沿ってデータを折れ線でつなぎ、傾向変動や季節的な変動を把握するための図である。
  • ④2つの測定値の組を点として打ち、両者の間の相関の強さや方向性を視覚的に確認するための図である。
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正解 ②一つの結果に対し、考えられる原因を大骨・中骨・小骨のような形で階層的に整理した図である。
解説
特性要因図は、不良の発生などある結果(特性)に対して、考えられる原因(要因)を「4M(人・機械・材料・方法)」などの観点から洗い出し、魚の骨のような大骨・中骨・小骨の形に階層的に整理する図で、フィッシュボーン図とも呼ばれます。QCサークル活動などで要因の洗い出しに広く用いられます。

他の選択肢が誤りの理由
①はパレート図の説明であり、特性要因図とは異なる図です。③は折れ線グラフを用いた時系列分析の説明であり、特性要因図とは異なる図です。④は散布図の説明であり、特性要因図とは異なる図です。
問44-4

ヒストグラムに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①測定値をいくつかの区間に分け、区間ごとのデータ度数を棒グラフで表し、分布の形状を把握する図である。
  • ②不良項目を件数の多い順に並べ、累積構成比の折れ線を重ねて表示することで重点項目を把握する図である。
  • ③工程で発生した不良の原因を、人・機械・材料・方法などの観点から階層的に整理して図示したものである。
  • ④時間の経過に伴う品質特性値の変化を折れ線で示し、管理限界線を用いて工程の異常を検知する図である。
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正解 ①測定値をいくつかの区間に分け、区間ごとのデータ度数を棒グラフで表し、分布の形状を把握する図である。
解説
ヒストグラムは、測定値の全範囲をいくつかの区間(クラス)に分割し、各区間に含まれるデータの個数(度数)を高さとする棒グラフで表した図です。データ全体の分布の中心位置やばらつきの形状、規格値との位置関係を視覚的に把握するために用いられます。

他の選択肢が誤りの理由
②はパレート図の説明であり、ヒストグラムとは異なる図です。③は特性要因図の説明であり、ヒストグラムとは異なる図です。④は管理図の説明であり、ヒストグラムとは異なる図です。
問54-4

管理図に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①2つの測定値の組を点として打ち、両者の間の相関関係の有無や強さを確認するために用いられる図である。
  • ②不良項目を件数の多い順に並べ、累積構成比を折れ線で重ねることで重点管理項目を把握するための図である。
  • ③時系列に沿って測定値を打点し、中心線と管理限界線を用いて工程が管理状態にあるかを判定する図である。
  • ④測定値をいくつかの区間に分け、各区間の度数を棒グラフで表すことで、ばらつきの形状を把握する図である。
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正解 ③時系列に沿って測定値を打点し、中心線と管理限界線を用いて工程が管理状態にあるかを判定する図である。
解説
管理図は、工程から得られるデータを時系列に沿って打点し、統計的に算出した中心線(CL)と上方管理限界線(UCL)・下方管理限界線(LCL)を示すことで、工程のばらつきが偶然原因によるものか、見逃せない異常原因によるものかを判定するための図です。点が管理限界線の外に出た場合などに工程異常の可能性を疑います。

他の選択肢が誤りの理由
①は散布図の説明であり、管理図とは異なる図です。②はパレート図の説明であり、管理図とは異なる図です。④はヒストグラムの説明であり、管理図とは異なる図です。
問64-4

ある工程の規格が上限120、下限100で、工程の平均値が112、標準偏差が2であるとき、この工程の工程能力指数Cpkとして、最も適切なものはどれか。

  • ①Cpkは3.00であり、上限側と下限側の指数のうち小さい方の値が採用されている。
  • ②Cpkは0.67であり、上限側と下限側の指数のうち小さい方の値が採用されている。
  • ③Cpkは1.33であり、上限側と下限側の指数のうち小さい方の値が採用されている。
  • ④Cpkは2.00であり、上限側と下限側の指数のうち小さい方の値が採用されている。
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正解 ③Cpkは1.33であり、上限側と下限側の指数のうち小さい方の値が採用されている。
解説
Cpkは、上限側指数(規格上限-平均)/3σと下限側指数(平均-規格下限)/3σのうち小さい方を採用します。上限側は(120-112)/(3×2)=8/6≒1.33、下限側は(112-100)/(3×2)=12/6=2.00となり、小さい方の1.33がCpkの値となります。平均が規格の中心(110)からずれているため、ばらつきのみで評価するCp(=20/12≒1.67)よりも小さい値になっている点がポイントです。

他の選択肢が誤りの理由
④の2.00は下限側指数の値であり、大きい方を誤って採用した場合の値です。Cpkは小さい方を採用するため誤りです。①の3.00と②の0.67は、規格幅や標準偏差の当てはめを誤った場合に生じやすい数値であり、正しい計算過程とは一致しないため誤りです。
問74-4

新QC七つ道具に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①パレート図やヒストグラムなど、主として数値データを統計的に処理するために開発された手法群である。
  • ②親和図法や連関図法など、言語データを整理・体系化して問題解決に役立てるための手法群である。
  • ③工程分析で用いる加工・運搬・停滞・貯蔵・検査の6種類の基本図記号をまとめたものである。
  • ④設備の保全活動を自主保全・計画保全・品質保全などに分類した、TPMにおける8本柱のことである。
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正解 ②親和図法や連関図法など、言語データを整理・体系化して問題解決に役立てるための手法群である。
解説
新QC七つ道具は、親和図法・連関図法・系統図法・マトリックス図法・アローダイヤグラム法・PDPC法・マトリックスデータ解析法の7手法から構成され、数値化しにくい言語データを整理・体系化することで、方針管理や課題解決に役立てるために開発された手法群です。QC七つ道具が数値データを扱うのに対し、新QC七つ道具は主に言語データを扱う点が特徴です。

他の選択肢が誤りの理由
①はQC七つ道具の説明であり、新QC七つ道具の説明としては誤りです。③は工程分析の基本図記号の説明であり、新QC七つ道具とは無関係です。④はTPMの8本柱の説明であり、新QC七つ道具とは無関係です。
問84-4

抜取検査で用いられるOC曲線(検査特性曲線)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①生産数量の累積とコストの累積との関係を示し、損益分岐点を求めるために用いられる曲線である。
  • ②測定値の分布状況を区間ごとの度数で表し、ばらつきの形状を確認するために用いられる曲線である。
  • ③設備の故障率が時間の経過とともにどのように変化するかを示す、バスタブ形状の曲線である。
  • ④ロットの不良率と、そのロットが抜取検査によって合格と判定される確率との関係を示す曲線である。
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正解 ④ロットの不良率と、そのロットが抜取検査によって合格と判定される確率との関係を示す曲線である。
解説
OC曲線(Operating Characteristic Curve、検査特性曲線)は、抜取検査において、対象となるロットの不良率(横軸)と、そのロットが検査の結果合格と判定される確率(縦軸)との関係を示した曲線です。抜取検査方式(サンプルサイズや合格判定個数)を設計する際に、生産者リスクや消費者リスクを評価するために用いられます。

他の選択肢が誤りの理由
③は設備の故障率曲線(バスタブカーブ)の説明であり、OC曲線とは異なる曲線です。①は損益分岐点分析に関する曲線の説明であり、OC曲線とは異なる曲線です。②はヒストグラムの説明であり、OC曲線とは異なる図です。
問94-4

問題解決の手法である「なぜなぜ分析」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①製品の原価を材料費・労務費・経費に分解し、それぞれの発生原因を金額の大きい順に並べる手法である。
  • ②複数の改善案を評価項目ごとに採点し、合計点の高い案を選定するための意思決定手法である。
  • ③設備の稼働状態を瞬間的に観測し、稼働・非稼働の比率を統計的に推定するための手法である。
  • ④不具合に対して「なぜ」を繰り返し問いかけ、表面的な原因の奥にある真因を掘り下げる手法である。
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正解 ④不具合に対して「なぜ」を繰り返し問いかけ、表面的な原因の奥にある真因を掘り下げる手法である。
解説
なぜなぜ分析は、発生した不具合や問題に対して「なぜそれが起きたのか」という問いを繰り返し(一般に5回程度)投げかけることで、表面的な直接原因にとどまらず、その背後にある構造的な真因(根本原因)を掘り下げて特定し、再発防止につなげるための手法です。

他の選択肢が誤りの理由
①は原価分解に関する会計上の分析の説明であり、なぜなぜ分析とは異なる手法です。②は複数案を評価して選定する加重点数法などの意思決定手法の説明であり、なぜなぜ分析とは異なる手法です。③はワークサンプリング法の説明であり、なぜなぜ分析とは異なる手法です。
問104-4

QCサークル活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①外部の検査機関に製品を送り、抜取検査によって出荷の可否を第三者に判定してもらう活動のことである。
  • ②製品の設計段階においてのみ実施され、量産開始後は活動を終了することを前提とした活動のことである。
  • ③経営トップが独断で品質目標を設定し、その達成状況を役員会だけで確認する活動のことである。
  • ④職場の従業員が少人数のグループを作り、自主的に品質改善の課題に継続的に取り組む活動のことである。
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正解 ④職場の従業員が少人数のグループを作り、自主的に品質改善の課題に継続的に取り組む活動のことである。
解説
QCサークル活動は、同じ職場で働く従業員が少人数のグループ(サークル)を構成し、QC七つ道具などの手法を活用しながら、自主的かつ継続的に品質改善や職場の問題解決に取り組む小集団改善活動です。PDCAサイクルを回しながら改善を積み重ねる点が特徴です。

他の選択肢が誤りの理由
③は経営トップの独断で進める活動の説明であり、現場の従業員が自主的に取り組むQCサークル活動の性質と矛盾するため誤りです。①は外部機関への検査委託に関する説明であり、QCサークル活動とは異なる活動です。②は設計段階のみで終了するとしていますが、QCサークル活動は量産後も継続的に行われる活動であるため誤りです。

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