2026年版・4-2

生産計画と生産統制の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「運営管理」から、生産計画と生産統制に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全920問) 運営管理の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-2

生産計画の階層構造に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①需要予測を一切用いず、受注が確定した分のみを積み上げて日程を組むことを基本とする階層構造である。
  • ②大日程計画・中日程計画・小日程計画のように、計画期間の長さに応じて段階的に詳細化される。
  • ③大日程計画は数日単位の作業割当を定め、小日程計画は数年単位の設備投資計画を定める階層構造である。
  • ④生産計画は一度作成した後、実行段階で状況が変化しても内容を修正しないことを原則とする。
答えと解説を見る
正解 ②大日程計画・中日程計画・小日程計画のように、計画期間の長さに応じて段階的に詳細化される。
解説
生産計画は一般に、需要予測や販売計画に基づく数か月から数年先までの大日程計画、月次程度の中日程計画、日々の作業順序まで定める小日程計画という形で、計画期間が長いものから短いものへと段階的に詳細化される階層構造をとります。

他の選択肢が誤りの理由
①は大日程計画などの上位計画が需要予測を用いて策定される点を無視しており誤りです。③は大日程計画と小日程計画の期間の長さの説明が逆になっており誤りです。実際には大日程計画が長期、小日程計画が短期を扱います。④は生産計画が需要変動や現場の状況変化に応じて見直されるべきものである点と矛盾しており誤りです。
問24-2

生産統制の3つの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①需要管理、原価管理、品質管理の3機能から構成される。
  • ②進度管理、現品管理、余力管理の3機能から構成される。
  • ③発注管理、在庫管理、購買管理の3機能から構成される。
  • ④工程管理、設備管理、人員管理の3機能から構成される。
答えと解説を見る
正解 ②進度管理、現品管理、余力管理の3機能から構成される。
解説
生産統制は、計画と実績のずれを把握し是正する活動で、作業の進み具合を管理する「進度管理」、仕掛品や原材料の数量・所在を管理する「現品管理」、各工程や設備の負荷と手持ち能力の差を管理する「余力管理」の3機能から構成されるとされています。

他の選択肢が誤りの理由
①の需要管理・原価管理・品質管理は生産統制の3機能としては挙げられていない組み合わせであり誤りです。③の発注管理・在庫管理・購買管理は資材調達に関する管理項目であり、生産統制の3機能そのものではないため誤りです。④の工程管理・設備管理・人員管理も生産統制の3機能として定義されている組み合わせではないため誤りです。
問34-2

ガントチャートに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①各作業の計画と実績を横棒(バー)で表し、時間軸に沿って対比しながら進捗を把握する図表である。
  • ②各作業の前後関係を矢印(アロー)でつなぎ、最も時間のかかる経路を明らかにするための図表である。
  • ③製品の不良原因を魚の骨のような形に整理し、主要因と副要因の関係を示すための図表である。
  • ④工程内の作業を加工・運搬・停滞・検査の4種類の記号に分類して時系列に並べた図表である。
答えと解説を見る
正解 ①各作業の計画と実績を横棒(バー)で表し、時間軸に沿って対比しながら進捗を把握する図表である。
解説
ガントチャートは、縦軸に作業や案件、横軸に時間をとり、各作業の計画期間と実績期間を横棒で示す日程管理図表です。計画と実績を視覚的に対比できるため、遅れや進み具合を一目で把握しやすいという特長があります。

他の選択肢が誤りの理由
②は作業の前後関係を矢印でつなぎクリティカルパスを明らかにするPERT図(アローダイヤグラム)の説明であり誤りです。③は不良原因を整理する特性要因図の説明であり誤りです。④は工程分析で用いる基本図記号を用いた工程図の説明であり、ガントチャートの説明としては誤りです。
問44-2

PERT(パート)におけるクリティカルパスに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①作業ネットワーク上で最も所要時間の短い経路であり、この経路を短縮しても全体の工期は変わらない。
  • ②作業ネットワーク上で最も所要時間の長い経路であり、この経路を短縮すれば全体の工期を短縮できる。
  • ③作業ネットワーク上でコストが最も高い経路であり、工期の長さとは直接の関係を持たない経路である。
  • ④各作業に余裕時間(フロート)が最も多く存在する経路であり、遅延しても全体工期に影響しない。
答えと解説を見る
正解 ②作業ネットワーク上で最も所要時間の長い経路であり、この経路を短縮すれば全体の工期を短縮できる。
解説
クリティカルパスとは、開始から終了までの作業ネットワーク上に存在する経路のうち、所要時間の合計が最も長くなる経路のことです。この経路上の作業が全体の工期を決定するため、工期を短縮したい場合はクリティカルパス上の作業を優先的に短縮する必要があります。

他の選択肢が誤りの理由
①は最も所要時間の短い経路としており、クリティカルパスの定義(最長経路)と逆であるため誤りです。③はコストの大小を基準とした説明であり、クリティカルパスが所要時間の長さで定義される点と異なるため誤りです。④は余裕時間が最も多い経路としていますが、クリティカルパス上の作業は余裕時間がゼロであるため誤りです。
問54-2

日程計画における差立て(さしたて)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①各作業について、担当する作業者・機械・作業順序などを具体的に割り当てる活動のことである。
  • ②過去の製品の販売実績を分析し、来期以降の生産数量の予測値を算定する活動のことである。
  • ③完成した製品を検査し、規格に適合するかどうかを判定して合否を決める活動のことである。
  • ④仕掛品の在庫数量を定期的に数え、帳簿上の記録と一致しているかを確認する活動のことである。
答えと解説を見る
正解 ①各作業について、担当する作業者・機械・作業順序などを具体的に割り当てる活動のことである。
解説
差立てとは、小日程計画に基づき、個々の作業を実際に「いつ・誰が・どの機械で・どの順序で」行うかを具体的に割り当てる活動を指します。現場に近い最も詳細なレベルの計画で、生産統制の出発点となります。

他の選択肢が誤りの理由
②は需要予測に関する活動の説明であり、差立てとは異なる活動です。③は製品検査に関する活動の説明であり、差立てとは異なる活動です。④は在庫の実地棚卸に関する活動の説明であり、差立てとは異なる活動です。いずれも差立てが持つ「作業の具体的割当て」という性質とは別の活動を説明しているため誤りです。
問64-2

日程計画の立て方であるフォワードスケジューリングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①需要予測の結果のみに基づいて日程を決定し、現場の着手可能時期は考慮しない方式である。
  • ②納期を起点として、そこから逆算しながら各工程の開始・終了時期を決定していく方式である。
  • ③着手可能な時点を起点として、そこから順に各工程の開始・終了時期を決めていく方式である。
  • ④各工程の所要時間を無視し、全工程を同時に開始させることを前提とする方式である。
答えと解説を見る
正解 ③着手可能な時点を起点として、そこから順に各工程の開始・終了時期を決めていく方式である。
解説
フォワードスケジューリングは、資材の到着や前工程の完了など作業に着手できる時点を起点として、そこから工程順に日程を組んでいく方式です。作業を早く始められる一方、必ずしも指定納期に間に合う保証はなく、仕掛品の停滞が生じやすいとされます。

他の選択肢が誤りの理由
②は納期を起点に逆算するバックワードスケジューリングの説明であり誤りです。④は各工程の所要時間を無視するという記述自体が日程計画の考え方と矛盾しており誤りです。①は需要予測のみに基づき着手可能時期を考慮しないとする記述で、フォワードスケジューリングが着手可能時点を起点とする方式である点と矛盾するため誤りです。
問74-2

MRP(資材所要量計画)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①工場内の作業者の技能水準を評価し、多能工化の進捗を管理するための人事評価の仕組みである。
  • ②設備の故障発生率を統計的に分析し、更新投資のタイミングを判断するための仕組みである。
  • ③基準生産計画と部品表、在庫情報をもとに、資材の数量と手配時期を計算する仕組みである。
  • ④製品の販売価格を、原価と目標利益から逆算して決定するための会計上の仕組みである。
答えと解説を見る
正解 ③基準生産計画と部品表、在庫情報をもとに、資材の数量と手配時期を計算する仕組みである。
解説
MRP(Material Requirements Planning)は、基準生産計画(MPS)で定めた完成品の生産数量を、部品表(BOM)で製品を構成する部品・原材料に展開し、現在の在庫情報を差し引くことで、必要な資材の数量と発注・製造すべき時期を計算する仕組みです。

他の選択肢が誤りの理由
④は価格決定に関する会計上の仕組みの説明であり、MRPとは異なる概念です。①は人事評価に関する仕組みの説明であり、MRPとは異なる概念です。②は設備投資判断に関する仕組みの説明であり、MRPとは異なる概念です。いずれもMRPが持つ「資材の所要量と手配時期の計算」という機能とは無関係であるため誤りです。
問84-2

能力所要量計画(CRP)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①取引先ごとの与信限度額を設定し、売掛金の回収リスクを管理するための活動である。
  • ②販売部門からの需要予測を集計し、大日程計画の前提となる年間販売計画を作成する活動である。
  • ③MRPが示す資材計画を、実際の設備・人員の能力内で実現できるか検証する活動である。
  • ④製品の品質水準を定め、それを満たすために必要な検査項目の数を決定する活動である。
答えと解説を見る
正解 ③MRPが示す資材計画を、実際の設備・人員の能力内で実現できるか検証する活動である。
解説
能力所要量計画(CRP:Capacity Requirements Planning)は、MRPによって算出された資材所要量計画を実行するために、各工程・設備で必要となる負荷(所要能力)を算出し、実際に保有する生産能力の範囲内で実現可能かどうかを検証・調整する活動です。能力が不足する場合は残業や外注の活用などで対応します。

他の選択肢が誤りの理由
④は品質管理上の検査計画に関する説明であり、CRPとは異なる活動です。①は与信管理に関する説明であり、CRPとは異なる活動です。②は年間販売計画の作成に関する説明であり、CRPが資材所要量計画の実現可能性を検証する活動である点と異なるため誤りです。
問94-2

基準生産計画(MPS)とMRPの関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①基準生産計画は、MRPを実行した結果として最後に出力される、発注すべき部品の一覧のことである。
  • ②基準生産計画とMRPは全く別の目的で使われる仕組みであり、両者の間に情報の受け渡しは発生しない。
  • ③基準生産計画は、工場の設備配置図をもとに、各設備の稼働順序のみを定める計画のことである。
  • ④基準生産計画は、何をいつ・どれだけ生産するかを定めた計画であり、MRPへの入力情報である。
答えと解説を見る
正解 ④基準生産計画は、何をいつ・どれだけ生産するかを定めた計画であり、MRPへの入力情報である。
解説
基準生産計画(MPS:Master Production Schedule)は、どの製品をいつ・どれだけ生産するかを定めた計画で、これに部品表(BOM)や在庫情報を組み合わせて資材の所要量を展開するMRPの出発点となる、重要な入力情報の一つです。

他の選択肢が誤りの理由
①はMRPの出力である部品の手配リストの説明であり、MPSの説明としては誤りです。MPSはMRPへの入力であって出力ではありません。②はMPSがMRPの入力情報として用いられるという密接な関係を否定しており誤りです。③は設備の稼働順序を定める計画としていますが、MPSは製品の生産数量と時期を定める計画であるため誤りです。
問104-2

生産統制における進度管理の具体的な手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①設備ごとの月間電力使用量を集計し、エネルギーコストの削減余地を分析する手法である。
  • ②取引先から届いた請求書の金額と発注書の金額を照合し、支払い漏れを防止する手法である。
  • ③完成品の在庫金額を月末ごとに集計し、貸借対照表に計上する在庫評価額を確定させる手法である。
  • ④ガントチャート等で計画と実績の進捗を対比し、遅れが生じれば早期に発見して対策を打つ。
答えと解説を見る
正解 ④ガントチャート等で計画と実績の進捗を対比し、遅れが生じれば早期に発見して対策を打つ。
解説
進度管理は、生産統制の一機能として、ガントチャートや進捗管理板などを用いながら計画上の進度と実際の進度を継続的に対比し、遅れや進みすぎを早期に発見して、応援投入や作業順序の見直しなどの対策につなげる活動です。

他の選択肢が誤りの理由
①はエネルギーコスト分析に関する説明であり、進度管理とは異なる活動です。②は請求書と発注書の照合に関する経理上の活動の説明であり、進度管理とは異なる活動です。③は在庫の会計上の評価に関する活動の説明であり、進度管理とは異なる活動です。いずれも作業の進捗状況を管理する進度管理の機能とは無関係であるため誤りです。

中小企業診断士(一次試験)の対策問題(全920問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。