大規模小売店舗立地法(大店立地法)がどのような目的で制定されたかについての記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①大店立地法は、大型店の出店に伴う周辺の生活環境の保持を目的とし、経済的な需給調整は目的としていない。
- ②大店立地法は、大型店の出店によって既存中小小売業者の売上が減少しないよう、需給調整を行うことを目的とする。
- ③大店立地法は、大型店の営業時間や休業日数を規制することを主たる目的として制定された法律である。
- ④大店立地法は、大型店が周辺の生活環境に与える影響とは無関係に、店舗の外観デザインのみを審査する法律である。
答えと解説を見る
大規模小売店舗立地法(大店立地法)は、大型店の出店に伴う駐車場・交通渋滞・騒音・廃棄物といった周辺の生活環境の保持を目的とする法律です。かつての大規模小売店舗法(大店法)が中小小売業者の事業機会の確保という経済的な需給調整の観点から出店を規制していたのに対し、大店立地法はそのような経済的規制は行わず、生活環境の観点からの手続を定めている点が大きな違いです。
他の選択肢が誤りの理由
②は中小小売業者の売上減少を防ぐための需給調整としていますが、これはかつての大店法の考え方であり、大店立地法が明確に採用していない目的であるため誤りです。③は営業時間や休業日数の規制を主目的としていますが、これも旧大店法が扱っていた事項であり、大店立地法の主目的である生活環境の保持とは異なるため誤りです。④は店舗の外観デザインの審査を目的としていますが、大店立地法は交通・騒音・廃棄物等の生活環境面を対象とする法律であり、外観デザインの審査を目的とする法律ではないため誤りです。