2026年版・4-10

店舗設計とレイアウトの一問一答

中小企業診断士(一次試験)「運営管理」から、店舗設計とレイアウトに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-10

什器を直線的・格子状に配置するグリッドレイアウトの説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①グリッドレイアウトは、通路が直線的に交差するため商品を探しやすく、陳列や在庫管理の効率も優れている。
  • ②グリッドレイアウトは、通路を曲線的に配置することで回遊性を高め、非計画購買を誘発しやすい形式である。
  • ③グリッドレイアウトは、什器の配置を来店のたびに大きく変更することを前提とした形式である。
  • ④グリッドレイアウトは、通路の幅や什器の向きを統一せず、区画ごとに自由な配置とする形式である。
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正解 ①グリッドレイアウトは、通路が直線的に交差するため商品を探しやすく、陳列や在庫管理の効率も優れている。
解説
グリッドレイアウトは、什器や通路を直線的・格子状に配置するレイアウト形式です。通路が直線的に交差するため、顧客が目的の商品を探しやすく、什器の配置効率や在庫管理のしやすさにも優れており、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど多くの小売業態で採用されています。

他の選択肢が誤りの理由
②は通路を曲線的にして回遊性を高める形式であり、フリーフローレイアウト等の説明であってグリッドレイアウトの特徴ではないため誤りです。③はグリッドレイアウトが標準化された固定的な什器配置を特徴とする形式であり、来店のたびに大きく変更することを前提とはしていないため誤りです。④はグリッドレイアウトが通路幅や什器の向きを統一して整然と配置する形式であり、区画ごとに自由な配置とする形式ではないため誤りです。
問24-10

什器を非対称に配置し回遊性を高めるフリーフローレイアウトに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①フリーフローレイアウトは、通路を直線的・格子状に統一し、商品を探しやすくすることを最優先する形式である。
  • ②フリーフローレイアウトは、什器を非対称に自由に配置し、顧客の回遊性や非計画購買を誘発しやすい形式である。
  • ③フリーフローレイアウトは、什器の配置効率を最優先し、通路面積を最小限に抑えることを目的とした形式である。
  • ④フリーフローレイアウトは、レジを中心とした一方向の通路のみで構成される、動線が固定された形式である。
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正解 ②フリーフローレイアウトは、什器を非対称に自由に配置し、顧客の回遊性や非計画購買を誘発しやすい形式である。
解説
フリーフローレイアウトは、什器や陳列什器を非対称かつ自由に配置するレイアウト形式です。顧客が店内を回遊しやすくなり、想定していなかった商品との出会いによる非計画購買(衝動買い)を誘発しやすいため、専門店やアパレル店、雑貨店などで採用されることが多い形式です。

他の選択肢が誤りの理由
①は通路を直線的・格子状に統一する形式であり、グリッドレイアウトの説明であってフリーフローレイアウトの特徴ではないため誤りです。③はフリーフローレイアウトが回遊性や購買意欲の喚起を重視する形式であり、配置効率や通路面積の最小化を最優先する形式ではないため誤りです。④はフリーフローレイアウトが自由な回遊を促す形式であり、動線を一方向に固定する形式ではないため誤りです。
問34-10

店内に環状の主通路を設け、顧客をその通路に沿って周回させる競走(ループ)型レイアウトの特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①競走型レイアウトは、什器を格子状に配置し、通路を直線的に交差させることを重視する形式である。
  • ②競走型レイアウトは、通路を設けず什器を隙間なく敷き詰め、売場面積を最大化する形式である。
  • ③競走型レイアウトは、店内に環状の主通路を設け、顧客を周回させながら各売場を通過させる形式である。
  • ④競走型レイアウトは、顧客が入店後にすぐレジへ向かえるよう、最短経路のみを通路として設ける形式である。
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正解 ③競走型レイアウトは、店内に環状の主通路を設け、顧客を周回させながら各売場を通過させる形式である。
解説
競走型レイアウト(ループレイアウト、ホイールトラック型レイアウトともいう)は、店内に環状(ループ状)の主通路を設け、顧客をその通路に沿って周回させながら、通路沿いの各売場を効率よく通過させる形式です。主通路沿いに主要な商品を配置することで、多くの顧客に売場全体を見て回ってもらいやすくなります。

他の選択肢が誤りの理由
①は什器を格子状に配置し通路を直線的に交差させる形式であり、グリッドレイアウトの説明であって競走型レイアウトの特徴ではないため誤りです。②は通路を設けないとする点が、環状の主通路を中心的な要素とする競走型レイアウトの考え方と矛盾するため誤りです。④は競走型レイアウトが顧客を店内全体に周回させることを目的とする形式であり、レジへの最短経路のみを通路とする形式ではないため誤りです。
問44-10

入店直後の顧客が外の環境から店内の雰囲気に順応するまでの空間である、デコンプレッションゾーンに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①デコンプレッションゾーンでは、来店直後の顧客に対して主力商品の購買を即座に決断させることを主目的とする。
  • ②デコンプレッションゾーンは、レジ待ちの顧客が並ぶために設けられる、会計直前の区画を指す用語である。
  • ③デコンプレッションゾーンでは、通路を意図的に狭くし、顧客の歩行速度を強制的に落とすことを主目的とする。
  • ④デコンプレッションゾーンは、入店直後の顧客が外の環境から店内の雰囲気に順応するまでの緩衝的な空間を指す。
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正解 ④デコンプレッションゾーンは、入店直後の顧客が外の環境から店内の雰囲気に順応するまでの緩衝的な空間を指す。
解説
デコンプレッションゾーンとは、入店直後の顧客が屋外の明るさや騒がしさなどの環境から、店内の雰囲気や照明、温度に順応するまでの緩衝的な空間を指します。この区画では顧客はまだ商品をじっくり見る余裕がないとされ、あまり重要な商品陳列を行わず、店の雰囲気を伝える演出を優先することが多いとされます。

他の選択肢が誤りの理由
①はデコンプレッションゾーンが顧客の順応のための空間であり、即座に主力商品の購買を決断させる場ではないため誤りです。②はレジ待ちの区画を説明しており、入店直後の空間を指すデコンプレッションゾーンとは異なる概念であるため誤りです。③はデコンプレッションゾーンの目的が環境への順応にあり、歩行速度を強制的に落とすことを主目的とする用語ではないため誤りです。
問54-10

陳列棚のうち最も売上に貢献しやすいとされる、ゴールデンライン(ゴールデンゾーン)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①ゴールデンラインは、目線からやや下、手に取りやすい高さの範囲を指し、最も売れやすい陳列位置とされる。
  • ②ゴールデンラインは、店舗の最上段の棚を指し、天井に近いほど顧客の注目を集めやすいとされる位置である。
  • ③ゴールデンラインは、床に最も近い最下段の棚を指し、重量のある商品を置くための位置とされている。
  • ④ゴールデンラインは、レジに最も近い陳列棚を指し、陳列の高さとは無関係に定義される位置である。
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正解 ①ゴールデンラインは、目線からやや下、手に取りやすい高さの範囲を指し、最も売れやすい陳列位置とされる。
解説
ゴールデンライン(ゴールデンゾーン)は、陳列棚のうち顧客の目線からやや下、無理なく手に取りやすい床上おおよそ70〜150cm程度の高さの範囲を指し、最も商品が売れやすい陳列位置とされます。売りたい商品や利益率の高い商品をこの位置に陳列することが、売場づくりの基本とされています。

他の選択肢が誤りの理由
②は最上段の棚を指すとしていますが、最上段は手が届きにくく、ゴールデンラインとされる高さとは異なるため誤りです。③は最下段の棚を指すとしていますが、最下段はかがまないと見えにくく、ゴールデンラインとされる高さとは異なるため誤りです。④はレジからの距離で定義されるとしていますが、ゴールデンラインは陳列の高さによって定義される概念であるため誤りです。
問64-10

小売店舗における客動線と従業員動線の計画についての記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①客動線は可能な限り短くし、従業員動線は可能な限り長くなるように計画することが基本とされる。
  • ②客動線はできるだけ長くして多くの商品に触れる機会を増やし、従業員動線は短く効率的になるよう計画する。
  • ③客動線と従業員動線は完全に同一の経路とし、区別せずに計画することが望ましいとされている。
  • ④客動線の計画では、顧客が店内を回遊する経路よりも、レジの設置台数のみを常に最優先すればよいとされる。
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正解 ②客動線はできるだけ長くして多くの商品に触れる機会を増やし、従業員動線は短く効率的になるよう計画する。
解説
店舗のレイアウト計画では、客動線(顧客が店内を移動する経路)はできるだけ長くとり、多くの商品に触れる機会を増やして非計画購買を誘発する一方、従業員動線(従業員が作業のために移動する経路)は短く効率的になるよう計画することが基本とされます。

他の選択肢が誤りの理由
①は客動線を短く、従業員動線を長くするとしており、望ましいとされる考え方と逆であるため誤りです。③は客動線と従業員動線を区別せず同一の経路とするとしていますが、両者は目的が異なるため区別して計画するのが基本であり誤りです。④は客動線の計画がレジの台数のみで決まるとしていますが、実際には店内の回遊経路そのものの設計が重要な要素であるため誤りです。
問74-10

ゴンドラの両端に設ける、エンド陳列の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ①エンド陳列は、通常の棚陳列よりも顧客の目に触れにくいため、主力商品の陳列には向かない位置とされる。
  • ②エンド陳列は、常設の定番商品のみを継続的に陳列する位置であり、商品の入れ替えは行わない前提とされる。
  • ③エンド陳列は、ゴンドラの両端に位置し通路から視認されやすく、特売品や季節商品の訴求に活用されやすい。
  • ④エンド陳列は、レジ前に設置される陳列什器のみを指す用語であり、ゴンドラ什器とは無関係とされている。
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正解 ③エンド陳列は、ゴンドラの両端に位置し通路から視認されやすく、特売品や季節商品の訴求に活用されやすい。
解説
エンド陳列は、ゴンドラ什器の両端(エンド)に設ける陳列のことで、通路から視認されやすく顧客の目に留まりやすい位置にあるため、特売品や季節商品、新商品などを訴求する陳列位置として活用されやすいとされます。

他の選択肢が誤りの理由
①はエンド陳列が通路から視認されやすい位置であり、目に触れにくいという記述は実際の特徴と逆であるため誤りです。②はエンド陳列が特売品や季節商品など頻繁に入れ替えて訴求する陳列位置として活用されることが多く、常設の定番商品のみに限られるものではないため誤りです。④はエンド陳列がゴンドラ什器の両端を指す用語であり、レジ前の陳列什器のみを指すものではないため誤りです。
問84-10

商品の視覚的な見せ方を通じて購買意欲を高める、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①VMDは、価格の安さのみを訴求する手法であり、商品の見せ方や店内演出とは無関係の概念である。
  • ②VMDは、バックヤードにおける在庫の保管方法を最適化するための手法であり、売場の演出は対象外である。
  • ③VMDは、什器の耐久性や安全性の基準を定める手法であり、視覚的な演出効果は考慮しない概念である。
  • ④VMDは、店舗のコンセプトを反映し商品の見せ方や店内演出を工夫し、顧客の購買意欲を高める活動である。
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正解 ④VMDは、店舗のコンセプトを反映し商品の見せ方や店内演出を工夫し、顧客の購買意欲を高める活動である。
解説
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)は、店舗のコンセプトやブランドイメージを反映させながら、ウィンドウディスプレイや売場の陳列、色彩・照明の使い方などを工夫して商品を視覚的に魅力よく見せ、顧客の購買意欲を高めていく活動を指します。

他の選択肢が誤りの理由
①はVMDが価格訴求のみの手法ではなく、視覚的な見せ方を通じた訴求を扱う概念であるため誤りです。②はVMDが売場での商品の見せ方や演出を対象とする活動であり、バックヤードの在庫保管方法の最適化を目的とするものではないため誤りです。③はVMDが視覚的な演出効果を重視する概念であり、什器の耐久性や安全性の基準を定めるものではないため誤りです。
問94-10

売場の照明や配色をどのように演出するかという計画をめぐる記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①照明計画では、重点商品にスポット照明を当て、ベース照明と部分照明を組み合わせて陳列を際立たせる。
  • ②照明計画では、売場全体を均一な明るさにすることのみが求められ、商品ごとの照明の強弱は考慮されない。
  • ③色彩計画では、店舗全体の配色は商品の見え方に影響しないため、内装の色は自由に選んでよいとされる。
  • ④照明計画は開店時に一度定めれば固定され、季節や取扱商品の変化に応じて見直す必要はないとされる。
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正解 ①照明計画では、重点商品にスポット照明を当て、ベース照明と部分照明を組み合わせて陳列を際立たせる。
解説
売場の照明計画では、店内全体を照らすベース照明に加えて、重点的に訴求したい商品にスポット照明などの部分照明を当てることで、周囲との明暗の差によって陳列を際立たせ、顧客の視線を誘導する工夫が行われます。色彩計画も内装や什器の配色によって商品の見え方や店舗の印象を左右する重要な要素です。

他の選択肢が誤りの理由
②は商品ごとの照明の強弱を考慮しないとしていますが、実際には部分照明によって重点商品を際立たせる工夫が重視されるため誤りです。③は内装の色が商品の見え方に影響しないとしていますが、実際には色彩計画が商品の見栄えや店舗の印象に影響する重要な要素であるため誤りです。④は照明計画が固定的でよいとしていますが、実際には季節や取扱商品の変化に応じて見直しが行われるため誤りです。
問104-10

売場面積の配分やレジ・チェックアウトの配置に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①バックヤード(在庫置き場等)の面積は、売場面積とは無関係に、常に一定の広さを確保すればよいとされる。
  • ②レジの配置台数は、来店客数のピーク時の待ち時間を考慮し、混雑を避けられるように計画する必要がある。
  • ③売場面積の配分は、取扱商品の種類や販売方法にかかわらず、常に一律の比率で決めることが望ましいとされる。
  • ④レジは店舗の最も奥に配置し、入店直後の顧客の目に触れないようにすることが基本とされている。
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正解 ②レジの配置台数は、来店客数のピーク時の待ち時間を考慮し、混雑を避けられるように計画する必要がある。
解説
レジ・チェックアウトの配置や台数は、来店客数がピークとなる時間帯における待ち時間を考慮し、過度な混雑や機会損失(レジ待ちによる購買放棄)を避けられるように計画する必要があります。売場面積の配分も、取扱商品の特性や販売方法に応じて適切に検討されます。

他の選択肢が誤りの理由
①はバックヤードの面積が売場面積や取扱商品の特性と無関係に一定でよいとしていますが、実際には店舗の規模や業態に応じて検討されるため誤りです。③は売場面積の配分が商品の種類や販売方法にかかわらず一律でよいとしていますが、実際には業態や商品特性に応じて配分が検討されるため誤りです。④はレジを店舗の奥に配置し目に触れないようにするとしていますが、実際にはレジの位置は動線計画上重要な要素として検討され、奥に隠すことが基本とされているわけではないため誤りです。

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