新製品の導入時に高い価格を設定し、早期に投資を回収しようとする「上澄み吸収価格戦略(スキミングプライシング)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ①価格に敏感でない層から先に利益を確保し、その後段階的に価格を引き下げて幅広い層を取り込もうとする戦略である。
- ②導入当初から可能な限り低い価格をあえて設定し、一気に高い市場シェアの獲得を常に強くねらう戦略である。
- ③価格をどんな状況でも一切変更せず、製品の生涯にわたって単一の価格を常に維持し続けることを原則とする戦略である。
- ④競合他社が設定している価格のみを常に機械的に模倣し続け、自社独自の価格判断は一切行わない戦略である。
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上澄み吸収価格戦略(スキミングプライシング)は、新製品の導入時にあえて高めの価格を設定し、価格の高さよりも新しさや性能を重視する価格に敏感でない層(イノベーターなど)から先に利益を確保したうえで、競合の参入や需要の一巡に応じて段階的に価格を引き下げ、より幅広い価格帯を求める層を順次取り込んでいく戦略です。初期投資の早期回収を狙いやすい利点があります。
他の選択肢が誤りの理由
②は導入当初から低価格で一気に高シェアを狙うとしており、これは市場浸透価格戦略(ペネトレーションプライシング)の説明であるため誤りです。③は生涯にわたり単一価格を維持するとしており、需要の変化に応じて価格を調整するスキミングプライシングの考え方と異なるため誤りです。④は競合価格を機械的に模倣するとしており、自社の価格設定の判断に基づくスキミングプライシングの説明になっていないため誤りです。