原価計算における原価要素の分類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①特定の製品との対応関係が直接的に把握できる原価は間接費、把握できない原価は直接費に分類される。
- ②材料費・労務費・経費という分類方法と、直接費・間接費という分類方法は同一の基準による分類である。
- ③工場長の給料のように複数の製品の製造に共通して発生する原価は、製造間接費として各製品に配賦される。
- ④直接材料費や直接労務費は、実際の発生額にかかわらず、常に一定の配賦基準によって各製品へ配賦される。
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複数の製品の製造に共通して発生し、特定の製品に直接跡付けることができない原価(工場長の給料など)は製造間接費に分類され、一定の配賦基準(直接作業時間や機械稼働時間など)に基づいて各製品へ配賦されます。
他の選択肢が誤りの理由
①は直接費と間接費の定義が逆になっており誤りです。特定の製品との対応関係を直接把握できる原価が直接費、把握できない原価が間接費です。②は誤りです。材料費・労務費・経費という原価の形態による分類と、直接費・間接費という製品との関連性による分類は別の基準に基づくものであり、両者は組み合わせて用いられます。④は誤りです。直接費は実際にその製品のために発生した金額を直接跡付けて集計する賦課という方法によるものであり、一定の基準で配分する配賦は間接費に用いる方法です。