2026年版・2-2

財務諸表分析(経営分析指標)の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「財務・会計」から、財務諸表分析(経営分析指標)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

この分野の演習

全10問/解説つき・基本無料

アプリ形式で解く(全920問) 財務・会計の要点解説を読む
問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問12-2

ある企業の当期純利益は4,500万円、総資産(期末値)は5億円、自己資本(期末値)は3億円である。自己資本利益率(ROE)として最も近い数値はどれか。

  • ①9%
  • ②15%
  • ③11%
  • ④30%
答えと解説を見る
正解 ②15%
解説
自己資本利益率(ROE)は、当期純利益を自己資本で割って算出する指標で、株主が拠出した資本に対してどれだけの利益をあげたかを示します。本問では当期純利益4,500万円を自己資本3億円(30,000万円)で割ると、ROE=4,500万円÷30,000万円=15%となります。

他の選択肢が誤りの理由
①の9%は、自己資本ではなく総資産5億円(50,000万円)を分母として計算してしまった総資産利益率(ROA)の値であり、ROEの計算には自己資本を用いる必要があります。③の11%は、総資産と自己資本を混同して按分するなど、正しくない分母を用いた場合に生じうる値です。④の30%は、自己資本を実際の半分の1.5億円と誤って読み取るなど、数値の取り違えによって生じる値です。
問22-2

ある企業の貸借対照表において、流動資産は4,800万円、流動負債は3,200万円である。流動比率として最も近い数値はどれか。

  • ①67%
  • ②133%
  • ③150%
  • ④200%
答えと解説を見る
正解 ③150%
解説
流動比率は、流動資産を流動負債で割って算出する、企業の短期的な支払能力(安全性)を示す代表的な指標です。本問では流動資産4,800万円を流動負債3,200万円で割ると、流動比率=4,800万円÷3,200万円×100=150%となります。一般に流動比率は高いほど短期的な支払能力に余裕があるとされます。

他の選択肢が誤りの理由
①の67%は、分子と分母を逆にして流動負債3,200万円を流動資産4,800万円で割ってしまった場合の値です。②の133%は、流動負債を実際の3,200万円ではなく3,600万円と誤って読み取った場合などに生じる値です。④の200%は、流動負債を実際の3,200万円ではなく2,400万円と誤って読み取った場合などに生じる値です。
問32-2

ある企業の総資産は8億円、負債は5億円である。自己資本比率として最も近い数値はどれか。なお、純資産はすべて自己資本であるものとする。

  • ①62.5%
  • ②60%
  • ③30%
  • ④37.5%
答えと解説を見る
正解 ④37.5%
解説
自己資本比率は、総資産に占める自己資本(返済不要の資本)の割合を示す、企業の財務的な安全性を測る代表的な指標です。本問では総資産8億円から負債5億円を差し引いた自己資本3億円を、総資産8億円で割ると、自己資本比率=3億円÷8億円×100=37.5%となります。

他の選択肢が誤りの理由
①の62.5%は、自己資本ではなく負債5億円を総資産8億円で割ってしまった値であり、自己資本比率とは分子を取り違えた誤った計算です。②の60%は、自己資本3億円を総資産ではなく負債5億円で割ってしまった誤った計算による値です。③の30%は、自己資本と総資産の関係を大まかに丸めすぎるなど、正確な計算に基づかない値です。
問42-2

固定比率および固定長期適合率に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①固定長期適合率は、固定資産を自己資本と流動負債の合計額で割って算出する安全性の指標である。
  • ②固定長期適合率は固定資産を流動負債で割って算出し、値が低いほど長期資金の調達割合が高いことを示す。
  • ③固定比率は一般に100%以下が望ましいとされるが、100%を超えれば必ず債務超過を意味する。
  • ④固定比率は固定資産を自己資本で割った指標で、値が低いほど自己資本による充当度が高いことを示す。
答えと解説を見る
正解 ④固定比率は固定資産を自己資本で割った指標で、値が低いほど自己資本による充当度が高いことを示す。
解説
固定比率は、固定資産を自己資本で割って算出する指標で、返済不要の自己資本によって固定資産投資がどの程度賄われているかを示します。値が低いほど、固定資産投資に対する自己資本の充当度が高く、財務的な安全性が高いと評価されます。一般に100%以下が望ましいとされます。

他の選択肢が誤りの理由
②は固定長期適合率の分母を流動負債としている点が誤りで、正しくは自己資本に固定負債を加えた長期性資金(自己資本+固定負債)で割って算出します。③は固定比率が100%を上回った場合について、必ず債務超過を意味すると断定している点が誤りで、固定比率100%超は固定資産の一部を負債で賄っていることを示すにとどまり、直ちに純資産がマイナスの債務超過を意味するわけではありません。①は固定長期適合率の分母を自己資本と流動負債の合計としている点が誤りで、正しくは自己資本と固定負債の合計です。
問52-2

ある企業の年間売上高は1億2,000万円、売上債権(期末残高)は2,000万円である。売上債権回転期間(月)として最も近い数値はどれか。

  • ①0.2か月
  • ②20.0か月
  • ③6.0か月
  • ④2.0か月
答えと解説を見る
正解 ④2.0か月
解説
売上債権回転期間(月)は、売上債権を1か月あたりの売上高(年間売上高÷12)で割って算出し、売上代金の回収に平均して何か月かかっているかを示す指標です。本問では年間売上高1億2,000万円を12で割った月商1,000万円で、売上債権2,000万円を割ると、回転期間=2,000万円÷1,000万円=2.0か月となります。

他の選択肢が誤りの理由
①の0.2か月は、計算過程で桁を1つ取り違えた場合に生じる値です。③の6.0か月は、年間売上高を売上債権で割った売上債権回転率(1億2,000万円÷2,000万円=6回)の値であり、回転率(回数)と回転期間(月数)は異なる指標であるため、そのまま月数として扱うことはできません。②の20.0か月は、①とは逆方向に桁を取り違えた場合に生じる値です。
問62-2

ある企業の年間売上原価は9,000万円、棚卸資産(期末残高)は1,500万円である。棚卸資産回転率(売上原価基準、年間)として最も近い数値はどれか。

  • ①0.2回
  • ②12.0回
  • ③6.0回
  • ④60.0回
答えと解説を見る
正解 ③6.0回
解説
棚卸資産回転率は、売上原価を棚卸資産(平均または期末残高)で割って算出し、値が大きいほど棚卸資産が効率的に販売されていることを示す指標です。本問では売上原価9,000万円を棚卸資産1,500万円で割ると、回転率=9,000万円÷1,500万円=6.0回となります。

他の選択肢が誤りの理由
①の0.2回は、分子と分母を逆にして棚卸資産1,500万円を売上原価9,000万円で割ってしまった場合の値(約0.17回)を丸めたものです。②の12.0回は、計算の過程で誤った数値を用いるなど、正しい算出手順によらない場合に生じうる値です。④の60.0回は、棚卸資産の金額を実際の1,500万円ではなく150万円と、桁を1つ取り違えて読み取った場合に生じる値です。
問72-2

ある企業の年間売上高は6億円、総資本(総資産)は3億円である。総資本回転率として最も近い数値はどれか。

  • ①0.5回
  • ②1.5回
  • ③3.0回
  • ④2.0回
答えと解説を見る
正解 ④2.0回
解説
総資本回転率は、売上高を総資本(総資産)で割って算出し、企業が保有する総資本をどれだけ効率的に売上獲得に活用しているかを示す指標です。本問では年間売上高6億円を総資本3億円で割ると、総資本回転率=6億円÷3億円=2.0回となります。

他の選択肢が誤りの理由
①の0.5回は、分子と分母を逆にして総資本3億円を売上高6億円で割ってしまった場合の値です。②の1.5回は、総資本を実際の3億円ではなく4億円と誤って計算するなど、正しくない数値に基づく値です。③の3.0回は、総資本を実際の3億円ではなく2億円と誤って計算するなど、正しくない数値に基づく値です。
問82-2

ある企業の売上高は5億円、売上総利益は2億円、営業利益は8,000万円である。売上高営業利益率として最も近い数値はどれか。

  • ①16%
  • ②40%
  • ③1.6%
  • ④160%
答えと解説を見る
正解 ①16%
解説
売上高営業利益率は、営業利益を売上高で割って算出し、本業の収益性を示す代表的な指標です。本問では営業利益8,000万円を売上高5億円(50,000万円)で割ると、売上高営業利益率=8,000万円÷50,000万円×100=16%となります。

他の選択肢が誤りの理由
②の40%は、営業利益ではなく売上総利益2億円を売上高5億円で割った売上高総利益率であり、販売費及び一般管理費を考慮した営業利益率とは異なる指標です。③の1.6%は、16%という値の小数点の位置を誤って1桁ずらしてしまった場合に生じる値です。④の160%は、営業利益を実際の8,000万円ではなく8億円と桁を読み間違えた場合に生じる値です。
問92-2

自己資本利益率(ROE)をデュポン分解した場合の3つの要素の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  • ①総資本利益率(ROA)×財務レバレッジ×自己資本比率
  • ②売上高純利益率×総資本回転率×財務レバレッジ
  • ③売上高純利益率×総資本回転率×自己資本比率
  • ④売上高総利益率×総資本回転率×財務レバレッジ
答えと解説を見る
正解 ②売上高純利益率×総資本回転率×財務レバレッジ
解説
ROE(当期純利益÷自己資本)は、分母・分子に売上高と総資本を挿入することで、売上高純利益率(当期純利益÷売上高)×総資本回転率(売上高÷総資本)×財務レバレッジ(総資本÷自己資本)という3つの要素の掛け算に分解できます(デュポン分解)。これにより収益性・効率性・資本構成のどの要因がROEに影響しているかを分析できます。

他の選択肢が誤りの理由
①は総資本利益率(ROA)と財務レバレッジの掛け算だけで既にROEと等しくなるため、そこへさらに自己資本比率を重ねて掛けると正しい分解になりません。③は財務レバレッジ(総資本÷自己資本)の代わりに自己資本比率(自己資本÷総資本)を用いており、両者は分母・分子が逆の関係にあるため、この組み合わせではROEを正しく表せません。④は当期純利益ではなく売上総利益を用いる売上高総利益率を使っており、販売費及び一般管理費等を差し引く前の利益で計算しているため、正しいROEの分解になりません。
問102-2

ある企業の株価は2,400円、1株当たり当期純利益(EPS)は150円、1株当たり純資産(BPS)は1,200円である。株価収益率(PER)として最も近い数値はどれか。

  • ①2倍
  • ②0.06倍
  • ③16倍
  • ④160倍
答えと解説を見る
正解 ③16倍
解説
株価収益率(PER)は、株価を1株当たり当期純利益(EPS)で割って算出し、株価が1株当たり利益の何倍まで買われているかを示す指標です。本問では株価2,400円をEPS150円で割ると、PER=2,400円÷150円=16倍となります。

他の選択肢が誤りの理由
①の2倍は、EPSではなく1株当たり純資産(BPS)1,200円を用いて株価2,400円を割った、株価純資産倍率(PBR)の値であり、PERとは異なる指標です。②の0.06倍は、PERの計算式の分子・分母を逆にしてEPS150円を株価2,400円で割ってしまった値(株式益利回りに相当)であり、PERそのものではありません。④の160倍は、EPSを実際の150円ではなく15円と桁を読み間違えた場合に生じる値です。

中小企業診断士(一次試験)の対策問題(全920問)に戻る

※本ページはアクセス解析のためCookieを利用し、その情報を外部(Google)へ送信しています。

※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。