問11-4
負の外部性(外部不経済)とその是正策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ①負の外部性が存在する財では、市場均衡における生産量は社会的に望ましい水準よりも過小になる。
- ②ピグー税は、外部性を発生させる主体の私的限界費用を、社会的限界費用よりも高く引き上げるために課される。
- ③負の外部性の是正策としては、政府による規制や課税以外の手段が用いられることはないとされる。
- ④負の外部性が存在する財は、私的限界費用が社会的限界費用を下回るため、市場での生産量は過大になりやすい。
答えと解説を見る
正解
④負の外部性が存在する財は、私的限界費用が社会的限界費用を下回るため、市場での生産量は過大になりやすい。
解説
負の外部性(公害等)が存在する財では、生産者が負担する私的限界費用が、社会全体が負担する社会的限界費用(私的限界費用に外部不経済の分を加えたもの)を下回る。そのため、生産者は社会的に望ましい水準を超えて生産してしまい、市場に任せると生産量は過大になる。
他の選択肢が誤りの理由
①は負の外部性が存在する財では、市場均衡における生産量は社会的に望ましい水準よりも過大になるのであり、過小になるという記述は誤りです。②はピグー税は、外部性を発生させる主体の私的限界費用を社会的限界費用と一致させる水準まで引き上げることを狙う制度であり、社会的限界費用よりも高く引き上げるという記述は誤りです。③は負の外部性の是正策としては、政府による規制や課税のほかにも、コースの定理が示すような当事者間の自発的な交渉による解決策があり得るため、それ以外の手段が用いられることはないという記述は誤りです。
負の外部性(公害等)が存在する財では、生産者が負担する私的限界費用が、社会全体が負担する社会的限界費用(私的限界費用に外部不経済の分を加えたもの)を下回る。そのため、生産者は社会的に望ましい水準を超えて生産してしまい、市場に任せると生産量は過大になる。
他の選択肢が誤りの理由
①は負の外部性が存在する財では、市場均衡における生産量は社会的に望ましい水準よりも過大になるのであり、過小になるという記述は誤りです。②はピグー税は、外部性を発生させる主体の私的限界費用を社会的限界費用と一致させる水準まで引き上げることを狙う制度であり、社会的限界費用よりも高く引き上げるという記述は誤りです。③は負の外部性の是正策としては、政府による規制や課税のほかにも、コースの定理が示すような当事者間の自発的な交渉による解決策があり得るため、それ以外の手段が用いられることはないという記述は誤りです。