2026年版・7-1

中小企業の定義と現状の一問一答

中小企業診断士(一次試験)「中小企業経営・中小企業政策」から、中小企業の定義と現状に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問17-1

貨物運送業を営むA社は、資本金2億円、常時使用する従業員数320人である。A社の中小企業基本法上の中小企業者への該当性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①運送業は「製造業その他」に区分され、資本金が基準以下のため、従業員数が基準を超えてもAは中小企業者に該当する。
  • ②運送業は「製造業その他」に区分されるが、資本金基準を満たしても従業員基準を満たさなければAは該当しないとされる。
  • ③運送業はサービス業に区分されるとし、資本金基準である5000万円を超えているため、Aは中小企業者に該当しない。
  • ④運送業は卸売業に区分されるとしたうえで、資本金基準の1億円を超えているため、Aは中小企業者に該当しない。
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正解 ①運送業は「製造業その他」に区分され、資本金が基準以下のため、従業員数が基準を超えてもAは中小企業者に該当する。
解説
運送業は、中小企業基本法上「製造業その他」(卸売業・小売業・サービス業を除く業種)に区分され、資本金3億円以下又は常時使用する従業員数300人以下のいずれか一方を満たせば中小企業者に該当します。Aは資本金2億円であり3億円以下の基準を満たすため、従業員数320人が300人の基準を超えていても、資本金基準を満たすことをもって中小企業者に該当します。

他の選択肢が誤りの理由
②は資本金基準に加えて従業員基準も満たす必要があるとしていますが、いずれか一方を満たせば足りるため誤りです。③は運送業をサービス業に区分していますが、運送業は「製造業その他」に区分される業種であるため誤りです。④は運送業を卸売業に区分していますが、運送業は「製造業その他」に区分される業種であるため誤りです。
問27-1

食品卸売業を営むB社の資本金は8000万円、常時使用する従業員数は120人である。B社が中小企業基本法上の中小企業者に当たるかを検討した記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①卸売業の従業員基準は100人以下であり、Bの従業員数はこれを上回るため、Bは中小企業者に該当しない。
  • ②卸売業の資本金基準は1億円以下であり、Bはこれを満たすため、従業員基準を超えても中小企業者に該当する。
  • ③卸売業は資本金基準と従業員基準の両方を満たす必要があり、Bはこれを満たさないため中小企業者に該当しない。
  • ④卸売業の資本金基準は5000万円以下であり、Bの資本金はこれを上回るため、Bは中小企業者に該当しない。
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正解 ②卸売業の資本金基準は1億円以下であり、Bはこれを満たすため、従業員基準を超えても中小企業者に該当する。
解説
卸売業の中小企業者基準は、資本金1億円以下又は常時使用する従業員数100人以下のいずれか一方です。Bは資本金8000万円であり1億円以下の基準を満たすため、従業員数120人が100人の基準を超えていても、資本金基準を満たすことをもって中小企業者に該当します。

他の選択肢が誤りの理由
①は従業員基準のみに着目し、資本金基準を満たしていれば足りるという判定方法を反映していないため誤りです。③は資本金基準と従業員基準の両方を満たす必要があるとしていますが、いずれか一方で足りるため誤りです。④は資本金基準を小売業・サービス業の基準である5000万円としている点で誤りです。卸売業の資本金基準は1億円です。
問37-1

衣料品小売業を営むC社は、常時使用する従業員数65人、資本金3000万円である。C社の中小企業基本法上の中小企業者への該当性を判断した記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①小売業の従業員基準は50人以下であり、Cの従業員数はこれを上回るため、Cは中小企業者に該当しない。
  • ②小売業は資本金基準と従業員基準の両方を満たす必要があり、Cは従業員基準を満たさないため中小企業者に該当しない。
  • ③小売業の資本金基準は5000万円以下であり、Cはこれを満たすため、従業員基準を超えても中小企業者に該当する。
  • ④小売業の資本金基準は卸売業と同じ1億円以下とされるが、従業員基準を満たさなければ中小企業者には該当しない。
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正解 ③小売業の資本金基準は5000万円以下であり、Cはこれを満たすため、従業員基準を超えても中小企業者に該当する。
解説
小売業の中小企業者基準は、資本金5000万円以下又は常時使用する従業員数50人以下のいずれか一方です。Cは資本金3000万円であり5000万円以下の基準を満たすため、従業員数65人が50人の基準を超えていても、資本金基準を満たすことをもって中小企業者に該当します。

他の選択肢が誤りの理由
①は従業員基準のみに着目し、資本金基準を満たしていれば足りるという判定方法を反映していないため誤りです。②は資本金基準と従業員基準の両方を満たす必要があるとしていますが、いずれか一方で足りるため誤りです。④は資本金基準を卸売業の基準である1億円としたうえ、従業員基準も満たす必要があるとしていますが、小売業の資本金基準は5000万円であり、また判定はいずれか一方で足りるため誤りです。
問47-1

経営コンサルティング業を営むD社は、常時使用する従業員数80人、資本金6000万円である。D社は中小企業基本法上の中小企業者に当たるか。次の記述のうち最も適切なものはどれか。

  • ①サービス業の資本金基準は5000万円以下であり、Dの資本金はこれを上回るため、Dは中小企業者に該当しない。
  • ②サービス業は資本金基準と従業員基準の両方を満たす必要があり、Dは資本金基準を満たさないため中小企業者に該当しない。
  • ③サービス業の従業員基準は50人以下であり、Dの従業員数はこれを上回るため、Dは中小企業者に該当しない。
  • ④サービス業の従業員基準は100人以下であり、Dはこれを満たすため、資本金基準を超えても中小企業者に該当する。
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正解 ④サービス業の従業員基準は100人以下であり、Dはこれを満たすため、資本金基準を超えても中小企業者に該当する。
解説
サービス業の中小企業者基準は、資本金5000万円以下又は常時使用する従業員数100人以下のいずれか一方です。Dは従業員数80人であり100人以下の基準を満たすため、資本金6000万円が5000万円の基準を超えていても、従業員基準を満たすことをもって中小企業者に該当します。

他の選択肢が誤りの理由
①は資本金基準のみに着目し、従業員基準を満たしていれば足りるという判定方法を反映していないため誤りです。②は資本金基準と従業員基準の両方を満たす必要があるとしていますが、いずれか一方で足りるため誤りです。③は従業員基準を小売業の基準である50人としている点で誤りです。サービス業の従業員基準は100人です。
問57-1

中小企業基本法上の中小企業者に該当するかどうかの判定方法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①資本金基準と従業員基準の両方をいずれも満たさない限り、中小企業者には該当しないものとされる。
  • ②資本金基準は用いられず、従業員基準のみによって中小企業者への該当性が判定される。
  • ③資本金基準と従業員基準のいずれか一方を満たせば、他方を満たさなくても中小企業者に該当する。
  • ④従業員基準は用いられず、資本金基準のみによって中小企業者への該当性が判定される。
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正解 ③資本金基準と従業員基準のいずれか一方を満たせば、他方を満たさなくても中小企業者に該当する。
解説
中小企業基本法上の中小企業者に該当するかどうかは、業種ごとに定められた資本金基準と従業員基準のいずれか一方を満たせば足り、両方を満たす必要はありません。例えば資本金が基準を超えていても、従業員数が基準以下であれば中小企業者に該当します。この「いずれか一方」という考え方は全業種に共通する判定方法です。

他の選択肢が誤りの理由
①は両方の基準を満たすことを要求しており、いずれか一方で足りるという規定に反するため誤りです。②は資本金基準が判定に用いられないとしている点で誤りです。資本金基準も従業員基準と並ぶ独立した判定基準です。④は従業員基準が判定に用いられないとしている点で誤りです。従業員基準も資本金基準と並ぶ独立した判定基準です。
問67-1

中小企業基本法における「小規模企業者」の定義に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①原則として常時使用する従業員の数が20人以下、商業又はサービス業では5人以下の会社及び個人をいう。
  • ②原則として常時使用する従業員の数が5人以下、商業又はサービス業では20人以下の会社及び個人をいう。
  • ③業種を問わず一律に、常時使用する従業員の数が20人以下の会社及び個人のみを小規模企業者という。
  • ④小規模企業者の該当性は、常時使用する従業員数ではなく資本金の額のみによって判定されるとされる。
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正解 ①原則として常時使用する従業員の数が20人以下、商業又はサービス業では5人以下の会社及び個人をいう。
解説
中小企業基本法第2条第5項により、小規模企業者とは、おおむね常時使用する従業員の数が20人以下(商業又はサービス業に属する事業を主たる事業として営む者については5人以下)の会社及び個人をいいます。中小企業者の中でもとりわけ規模が小さく経営基盤が脆弱な層を指す概念です。

他の選択肢が誤りの理由
②は商業・サービス業とそれ以外の基準を入れ替えており、実際とは逆の内容であるため誤りです。正しくは原則20人以下、商業・サービス業は5人以下です。③は業種を問わず一律20人以下としており、商業・サービス業について5人以下という別基準がある点を無視しているため誤りです。④は小規模企業者の該当性が従業員数によって判定される仕組みを無視し、資本金のみで判定されるとしている点で誤りです。
問77-1

中小企業基本法施行令が定める業種特例のうち、ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①資本金3億円以下又は常時使用する従業員数300人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
  • ②資本金1億円以下又は常時使用する従業員数900人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
  • ③資本金3億円以下又は常時使用する従業員数900人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
  • ④ゴム製品製造業には特例基準はなく、製造業一般と同じ基準がそのまま適用されるとされる。
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正解 ③資本金3億円以下又は常時使用する従業員数900人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
解説
中小企業基本法施行令第1条により、ゴム製品製造業(自動車又は航空機用タイヤ及びチューブ製造業並びに工業用ベルト製造業を除く)については、製造業一般の基準よりも従業員基準が緩和され、資本金3億円以下又は常時使用する従業員数900人以下の会社及び個人が中小企業者とされます。製造業の中でも労働集約的な事業特性を踏まえた特例です。

他の選択肢が誤りの理由
①は従業員基準を製造業一般の基準である300人としており、ゴム製品製造業に認められた900人という特例を反映していないため誤りです。②は資本金基準を卸売業の基準である1億円としている点で誤りです。ゴム製品製造業の資本金基準は製造業一般と同じ3億円です。④はゴム製品製造業に業種特例が存在しないとしていますが、実際には従業員基準について900人という特例が政令で定められているため誤りです。
問87-1

中小企業基本法施行令が定める業種特例のうち、ソフトウェア業又は情報処理サービス業に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①サービス業の一般基準がそのまま適用され、資本金5000万円以下又は従業員100人以下のままとされる。
  • ②資本金3億円以下又は従業員100人以下という、他業種にはない独自の基準が適用されるとされる。
  • ③資本金の額にかかわらず、常時使用する従業員数のみで中小企業者か否かが判定されるとされる。
  • ④サービス業一般とは異なり、製造業その他と同じ資本金3億円以下又は従業員300人以下が適用される。
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正解 ④サービス業一般とは異なり、製造業その他と同じ資本金3億円以下又は従業員300人以下が適用される。
解説
中小企業基本法施行令第1条により、ソフトウェア業又は情報処理サービス業は、本来サービス業に分類される業種でありながら、サービス業一般の基準ではなく製造業その他と同じ資本金3億円以下又は常時使用する従業員数300人以下という基準が適用される特例業種です。技術者を多数抱える事業実態を踏まえた措置とされています。

他の選択肢が誤りの理由
①はサービス業一般の基準(資本金5000万円以下又は従業員100人以下)がそのまま適用されるとしていますが、実際には製造業その他と同じ基準に引き上げられる特例があるため誤りです。②は資本金基準は正しく3億円としているものの、従業員基準を100人としており、正しい300人という基準を反映していないため誤りです。③は資本金基準が判定に用いられないとしていますが、実際には従業員基準と並んで資本金基準もいずれか一方を満たせばよい基準として用いられるため誤りです。
問97-1

中小企業基本法施行令が定める業種特例のうち、旅館業に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①資本金5000万円以下又は常時使用する従業員数100人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
  • ②資本金5000万円以下又は常時使用する従業員数200人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
  • ③資本金1億円以下又は常時使用する従業員数200人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
  • ④旅館業はサービス業ではなく製造業その他に分類され、資本金3億円以下の基準が適用されるとされる。
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正解 ②資本金5000万円以下又は常時使用する従業員数200人以下の会社及び個人が中小企業者とされる。
解説
中小企業基本法施行令第1条により、旅館業については、サービス業一般の基準よりも従業員基準が緩和され、資本金5000万円以下又は常時使用する従業員数200人以下の会社及び個人が中小企業者とされます。資本金基準はサービス業一般と同じ5000万円のまま、従業員基準のみが100人から200人に引き上げられている点が特徴です。

他の選択肢が誤りの理由
①は従業員基準をサービス業一般の基準である100人としており、旅館業に認められた200人という特例を反映していないため誤りです。③は資本金基準を卸売業の基準である1億円としている点で誤りです。旅館業の資本金基準はサービス業一般と同じ5000万円です。④は旅館業を製造業その他に分類していますが、旅館業はサービス業に属する業種であり、分類自体が誤りです。
問107-1

中小企業の我が国経済における位置付けに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  • ①会社数と個人事業者数を合わせた企業数全体に占める中小企業者の割合は、近年99%を超える水準にある。
  • ②会社数と個人事業者数を合わせた企業数全体に占める中小企業者の割合は、おおむね90%程度にとどまる。
  • ③会社数と個人事業者数を合わせた企業数全体に占める中小企業者の割合は、おおむね70%程度にとどまる。
  • ④会社数と個人事業者数を合わせた企業数全体に占める中小企業者の割合は、おおむね50%程度にとどまる。
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正解 ①会社数と個人事業者数を合わせた企業数全体に占める中小企業者の割合は、近年99%を超える水準にある。
解説
我が国における会社数と個人事業者数を合わせた企業数全体のうち、中小企業基本法上の中小企業者に該当する企業が占める割合は、長年にわたり99%を超える高い水準で推移しています。中小企業は数の上で我が国企業の大多数を占め、雇用や地域経済においても大きな役割を担っています。

他の選択肢が誤りの理由
②、③、④はいずれも中小企業者が企業数全体に占める割合を実際より低く見積もっており、90%、70%、50%程度にとどまるとしている点で誤りです。実際には99%を超える水準にあり、大企業に該当する企業はごく少数にとどまります。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。