2026年版・3-15

消費者行動とマーケティングリサーチの一問一答

中小企業診断士(一次試験)「企業経営理論」から、消費者行動とマーケティングリサーチに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-15

消費者が製品を購入する際の意思決定の進み方について、次のうち最も適切な説明はどれか。

  • ①問題認識、情報探索、代替品の評価、購買決定、購買後の行動という段階を経て進む。
  • ②購買決定が最初の段階であり、そのあとに問題認識と情報探索が続くという順序で進む。
  • ③情報探索の段階を経ることは定義上あり得ず、常に問題認識から購買決定へ直接進む。
  • ④購買後の行動は消費者の意思決定プロセスにはまったく含まれない、無関係な事後的行為である。
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正解 ①問題認識、情報探索、代替品の評価、購買決定、購買後の行動という段階を経て進む。
解説
消費者の購買意思決定プロセスは、自身のニーズと現状との差を認識する問題認識、その解決策に関する情報を集める情報探索、集めた情報をもとに複数の選択肢を比較する代替品の評価、実際に購入する購買決定、そして購入後に満足度を評価する購買後の行動という一連の段階を経て進むと説明されます。購買後の行動における満足・不満足は、次回以降の購買行動やクチコミにも影響します。

他の選択肢が誤りの理由
②は購買決定を最初の段階に置いており、問題認識から始まる一般的な意思決定プロセスの順序と異なるため誤りです。③は情報探索の段階が定義上あり得ないとしており、代替品を比較検討するために情報探索が重要な段階として位置づけられる一般的なプロセスと矛盾します。④は購買後の行動が意思決定プロセスに含まれないとしており、満足度の評価や次回行動への影響を含む重要な段階として位置づける一般的な考え方と異なるため誤りです。
問23-15

製品への消費者の関わりの深さを表す「関与(インボルブメント)」の高低による購買行動の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①関与の高低にはまったくかかわらず、消費者は常に同一の時間をかけて情報収集を行うと考えられている。
  • ②高関与商品では情報探索や比較検討に時間をかけやすく、低関与商品では習慣的・衝動的に選ばれやすい傾向がある。
  • ③低関与商品であるほど、購入までに複数の店舗をあえて比較して回るなど、より慎重な検討がなされやすい傾向がある。
  • ④住宅や自動車のような高額な高関与商品であるほど、深く考えずに常に衝動的に購入されやすい傾向がある。
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正解 ②高関与商品では情報探索や比較検討に時間をかけやすく、低関与商品では習慣的・衝動的に選ばれやすい傾向がある。
解説
関与(インボルブメント)とは、消費者がある製品カテゴリーに対してどれだけ強い関心や重要性を感じているかを表す概念です。住宅や自動車のように価格が高く失敗したときの影響が大きい高関与商品では、消費者は時間をかけて情報探索や複数商品の比較検討を行う傾向があるのに対し、日用品のように購入の失敗リスクが小さい低関与商品では、習慣的な繰り返し購買や、深く考えない衝動的な選択が行われやすい傾向があります。

他の選択肢が誤りの理由
①は関与の高低にかかわらず常に同一の時間をかけるとしており、関与の水準によって情報収集にかける時間が異なるとされる一般的な理解と異なるため誤りです。③は低関与商品ほど慎重な比較検討が行われやすいとしており、実際には高関与商品でより慎重な検討が行われやすいとされる傾向と逆であるため誤りです。④は高関与商品ほど衝動的に購入されやすいとしており、高関与商品では慎重な検討が行われやすいとされる一般的な傾向と逆であるため誤りです。
問33-15

購買に伴って消費者が感じる「知覚リスク」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①知覚リスクは金銭的な損失の可能性のみを指しており、それ以外の不安はいかなる場合も含まれない概念である。
  • ②知覚リスクは実際の製品の欠陥率とまったく完全に等しく、消費者自身の主観的な受け止め方とは無関係な概念である。
  • ③経済的な損失だけでなく、身体面や社会的な評価への影響など複数の側面から消費者が感じ得る不安を指す概念である。
  • ④知覚リスクは高額な商品にはまったく一切存在せず、安価な日用品のみに常に生じるとされる概念である。
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正解 ③経済的な損失だけでなく、身体面や社会的な評価への影響など複数の側面から消費者が感じ得る不安を指す概念である。
解説
知覚リスクとは、消費者が製品やサービスを購入する際に感じ得る、購入結果の不確実性に対する主観的な不安を指す概念です。支払った金額が無駄になるといった経済的な側面だけでなく、身体への影響、期待した機能が得られない機能的な側面、周囲からの評価に関わる社会的な側面など、複数の側面から生じ得ると整理されます。知覚リスクが大きい場合、消費者はより慎重に情報探索を行う傾向があります。

他の選択肢が誤りの理由
①は金銭的損失の可能性のみを指すとしており、身体面や社会的な側面など複数の側面を含むとされる知覚リスクの一般的な整理と異なるため誤りです。②は実際の欠陥率とまったく等しく主観とは無関係だとしており、消費者の主観的な受け止め方を指す知覚リスクの定義と矛盾します。④は高額商品には存在せず安価な日用品にのみ生じるとしており、一般に高額な商品ほど知覚リスクが大きくなりやすいとされる傾向と逆であるため誤りです。
問43-15

消費者の購買行動に影響を与える「準拠集団」と「オピニオンリーダー」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①準拠集団とは企業の株主総会にのみ出席する既存株主のことを指す、財務会計上の極めて限定された概念である。
  • ②オピニオンリーダーとは必ず著名な芸能人でなければならず、一般の消費者が担うことは定義上決してあり得ない。
  • ③準拠集団やオピニオンリーダー自体の存在は、消費者本人の購買行動にはまったく一切何らの影響も及ぼさないとされている。
  • ④準拠集団とは個人が判断や行動の基準とする集団を指し、オピニオンリーダーはその中で他者に強い影響を与える人物を指す。
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正解 ④準拠集団とは個人が判断や行動の基準とする集団を指し、オピニオンリーダーはその中で他者に強い影響を与える人物を指す。
解説
準拠集団とは、家族や友人、職場の同僚など、個人が自身の態度や行動を決める際に判断の基準として意識する集団を指します。オピニオンリーダーとは、そうした集団の中で特定の分野について豊富な知識や経験を持ち、周囲の人々の意見や購買行動に強い影響を与える人物を指し、必ずしも著名人とは限らず、身近な集団の中にも存在するとされます。

他の選択肢が誤りの理由
①は準拠集団を株主総会に出席する株主のみに限定するとしており、家族や友人など幅広い集団を含む準拠集団の一般的な定義と異なるため誤りです。②はオピニオンリーダーが必ず著名な芸能人でなければならないとしており、身近な集団の中にも存在し得るとされるオピニオンリーダーの一般的な理解と異なるため誤りです。③は購買行動にまったく影響を及ぼさないとしており、消費者行動に強い影響を与えるとされる準拠集団やオピニオンリーダーの位置づけと正反対であるため誤りです。
問53-15

マーケティングリサーチにおける「定量調査」と「定性調査」の違いに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①定量調査はアンケートなどにより数値データを集めて統計的に分析し、定性調査はインタビュー等で深層心理を探る。
  • ②定量調査は常に少人数のみへの面接だけで行い、定性調査は常に多人数のみへのアンケートだけで行うと定義される。
  • ③定量調査と定性調査とは同一の手法を指す単なる別名の関係にすぎず、内容上の違いはまったく一切存在しない。
  • ④定性調査では数値による集計はまったく一切行われることがなく、調査の結果は常に口頭でのみ伝えられる。
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正解 ①定量調査はアンケートなどにより数値データを集めて統計的に分析し、定性調査はインタビュー等で深層心理を探る。
解説
定量調査は、アンケート調査などによって多くの回答者から数値化できるデータを集め、統計的な手法を用いて全体的な傾向や分布を把握しようとする調査です。これに対して定性調査は、グループインタビューや個別インタビューなどによって少人数の対象者からじっくりと話を聞き、数値では捉えにくい消費者の深層心理や購買の背景にある理由を探ろうとする調査であり、両者は目的に応じて使い分けられます。

他の選択肢が誤りの理由
②は定量調査を少人数面接、定性調査を多人数アンケートと定義しており、それぞれの一般的な手法(定量はアンケート中心、定性はインタビュー中心)と入れ替わっているため誤りです。③は両者が同一の手法を指す別名にすぎないとしており、目的や手法が異なる別々の調査手法であるという一般的な理解と矛盾します。④は定性調査で数値による集計が一切行われないとしており、実際には自由回答の内容を分類し件数を集計するなど数値的な整理も行われ得るため言い過ぎであり誤りです。
問63-15

マーケティングリサーチにおいて調査対象を選び出す「サンプリング(標本抽出)」の手法のうち、「無作為抽出法(ランダムサンプリング)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①調査員が個人的に知り合いであることのみを基準として、いつも対象を選び出す抽出方法である。
  • ②母集団の全員が選ばれる確率が等しくなるように、偶然性に基づいて対象を選び出す抽出方法である。
  • ③回答がいかにも得やすそうな人物のみを、調査員自身の主観によって意図的に選び出す抽出方法である。
  • ④母集団のうち特定の年齢層のみを、確率にはまったくかかわらず必ず全員選び出す抽出方法である。
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正解 ②母集団の全員が選ばれる確率が等しくなるように、偶然性に基づいて対象を選び出す抽出方法である。
解説
無作為抽出法(ランダムサンプリング)とは、調査対象となる母集団に属するすべての人が、標本として選ばれる確率が等しくなるように、偶然性に基づいて対象者を選び出す抽出方法です。調査員の主観が入り込みにくく、標本から得られた結果を母集団全体の傾向として統計的に一般化しやすいという利点があります。

他の選択肢が誤りの理由
①は調査員の知り合いであることのみを基準に選ぶとしており、これは母集団全体からの偶然性に基づく無作為抽出とは異なる、有意抽出法に近い恣意的な選び方であるため誤りです。③は回答が得やすそうな人物を調査員の主観で意図的に選ぶとしており、偶然性に基づき等しい確率で選ぶ無作為抽出法の定義と矛盾します。④は特定の年齢層のみを確率にかかわらず必ず全員選ぶとしており、母集団全体から等しい確率で選び出す無作為抽出法の定義とは異なるため誤りです。
問73-15

アンケート調査で用いられる、回答者に賛成・反対の程度を5段階や7段階などで答えてもらう尺度である「リッカート尺度」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①「明るい・暗い」のような対になる形容詞の間で、対象が持つイメージを段階的に評価させていく尺度である。
  • ②回答者自身の性別や居住地域といった、属性に関するさまざまな情報のみを尋ねるためだけの尺度である。
  • ③「そう思う」から「そう思わない」までの段階を設け、意見への賛否の程度を段階的に測定する尺度である。
  • ④自由に文章のみで回答してもらう形式のみを指し、選択肢を用いることはまったく一切ない尺度である。
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正解 ③「そう思う」から「そう思わない」までの段階を設け、意見への賛否の程度を段階的に測定する尺度である。
解説
リッカート尺度とは、ある質問文に対して「そう思う」から「そう思わない」までのように、賛否の程度を5段階や7段階などの選択肢で回答してもらい、回答者の意見や態度の強さを段階的に測定するための尺度です。アンケート調査における満足度調査など、幅広い場面で用いられています。

他の選択肢が誤りの理由
①は対になる形容詞の間でイメージを評価させるとしており、これはオズグッドが考案したSD法(意味微分法)の説明であるため誤りです。②は性別や居住地域といった属性情報のみを尋ねるものだとしており、意見や態度の強さを測定するリッカート尺度の目的とは異なるため誤りです。④は自由記述のみを指し選択肢を用いないとしており、段階的な選択肢を用いて回答してもらうリッカート尺度の定義と矛盾します。
問83-15

製品の複数の属性の組み合わせに対する消費者の選好を分析する「コンジョイント分析」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①調査対象を性別や年齢のみで単純にただ分類していくだけであり、それ以外の分析はまったく一切行わない手法である。
  • ②既存顧客の購買履歴のうち、直近の購買日のみにひたすら着目し続けて顧客をランクづけしていく手法である。
  • ③店頭に設置されたPOSレジを通じて、会計時の合計金額のみをひたすら集計していくだけの手法である。
  • ④価格やデザインなど複数の属性を組み合わせた選択肢への評価から、各属性が選好に与える影響を分析する手法である。
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正解 ④価格やデザインなど複数の属性を組み合わせた選択肢への評価から、各属性が選好に与える影響を分析する手法である。
解説
コンジョイント分析とは、価格・デザイン・性能といった複数の属性を組み合わせて作成した複数の製品案(プロファイル)を回答者に提示し、それらへの選好や順位づけの回答結果から、どの属性がどの程度、消費者の選好全体に影響を与えているかを統計的に分析する手法です。新製品の仕様検討や価格設定の参考情報を得る際に活用されます。

他の選択肢が誤りの理由
①は性別や年齢のみで単純に分類し他の分析を行わないとしており、複数属性の組み合わせへの評価から影響度を分析するコンジョイント分析の内容とは異なるため誤りです。②は直近の購買日のみに着目して顧客をランクづけするとしており、これはRFM分析における一部の観点に近い説明であってコンジョイント分析の説明ではないため誤りです。③はPOSレジの合計金額のみを集計する手法だとしており、複数属性への選好を分析するコンジョイント分析の目的とは異なるため誤りです。
問93-15

顧客ごとの購買データを最終購買日・購買頻度・購買金額の3つの指標で分析する「RFM分析」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①最終購買日の新しさ、購買の頻度、購買金額の大きさという3つの指標で顧客を分類し優良顧客を識別する手法である。
  • ②顧客の居住地域、家族構成、勤務先という3つの指標だけで、すべての顧客を機械的に分類していくだけの手法である。
  • ③回答者本人の年齢層のみだけに基づいて、3つの段階だけへ顧客をランクづけしていくだけの手法である。
  • ④製品が持つ複数の属性への選好を組み合わせて評価し、新しい製品の仕様を具体的に検討していくための手法である。
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正解 ①最終購買日の新しさ、購買の頻度、購買金額の大きさという3つの指標で顧客を分類し優良顧客を識別する手法である。
解説
RFM分析とは、顧客ごとの購買履歴データを、最終購買日がどれだけ最近かを表すRecency(最終購買日)、一定期間内にどれだけの頻度で購買しているかを表すFrequency(購買頻度)、購買金額の大きさを表すMonetary(購買金額)という3つの指標から評価し、優良顧客や離反しかけている顧客などを識別しようとする分析手法です。既存顧客への効果的なアプローチを検討する際に広く活用されます。

他の選択肢が誤りの理由
②は居住地域・家族構成・勤務先という3指標で分類するとしており、最終購買日・頻度・金額に基づくRFM分析の指標とは異なるため誤りです。③は年齢層のみに基づいて3段階に分類するとしており、購買履歴に基づく3つの指標を用いるRFM分析の内容とは異なるため誤りです。④は製品属性への選好を組み合わせて新製品の仕様を検討する手法だとしており、これはコンジョイント分析の説明であってRFM分析の説明ではないため誤りです。
問103-15

アンケート調査の設計上、回答結果に偏りをもたらす要因の一つである「社会的望ましさバイアス」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  • ①調査票における質問の並び順が、回答結果にはまったく影響を与えないことを示す概念である。
  • ②回答者が世間的に望ましいと考える方向へ、実態とは異なる回答をしてしまう傾向を指す概念である。
  • ③回答者本人の年齢や性別によって、必ず一定方向に統計的な誤差が生じることを保証する概念である。
  • ④調査員自身が回答内容を意図的に改ざんする、単なる不正行為そのものを指す概念である。
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正解 ②回答者が世間的に望ましいと考える方向へ、実態とは異なる回答をしてしまう傾向を指す概念である。
解説
社会的望ましさバイアスとは、アンケート調査などにおいて回答者が、自分の実際の考えや行動よりも、社会的に好ましいと見なされやすい方向へ回答を寄せてしまう傾向を指します。例えば望ましくないとされる行動について、実際より控えめに回答してしまう場合などが挙げられ、調査設計時にはこうした回答の偏りが生じにくいよう質問文の表現を工夫することが求められます。

他の選択肢が誤りの理由
①は質問の並び順が回答結果に影響を与えないとしており、実際には前の質問が後の質問への回答に影響するキャリーオーバー効果のような現象が知られているため、望ましさバイアスの説明としても不適切であり誤りです。③は年齢や性別によって必ず一定方向の誤差が生じることを保証するとしており、社会的に望ましいと考える方向へ回答が寄る傾向を指す社会的望ましさバイアスの定義とは異なるため誤りです。④は調査員による意図的な改ざん行為そのものを指すとしており、回答者自身の心理的な傾向を指す社会的望ましさバイアスの定義とは異なるため誤りです。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。