企業価値評価におけるDCF法(ディスカウンテッド・キャッシュフロー法)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①DCF法では、過去の実績財務諸表の数値のみを用いて評価を行い、将来の事業計画は一切考慮しない。
- ②DCF法による評価額は、割引率(資本コスト)の水準にかかわらず、常に一定の値になるとされる。
- ③DCF法では、類似する上場企業の株価収益率(PER)などの倍率を用いて対象企業の価値を算定する。
- ④DCF法では、将来生み出すと見込まれるフリーキャッシュフローを資本コストで割り引いて算定する。
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DCF法は、対象企業が将来生み出すと見込まれるフリーキャッシュフローを、その企業のリスクに応じた資本コストで現在価値に割り引くことによって、企業価値を算定する方法です。将来の事業計画を反映できる点が特徴です。
他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。DCF法は将来の事業計画に基づく予測キャッシュフローを用いる方法であり、過去の実績のみに基づくものではありません。②は誤りです。DCF法による評価額は、用いる割引率の水準によって大きく変動します。③は類似会社比較法(マルチプル法)の説明であり誤りです。DCF法は、類似企業の倍率ではなく、対象企業自身の将来キャッシュフローに基づいて評価します。