連結財務諸表の作成目的に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- ①親会社と子会社がそれぞれ個別に締結した取引契約について、その法的な有効性を監査するために作成するものとされている。
- ②企業集団を構成する各社の個別財務諸表を、内部取引の相殺消去などの調整を行わずにそのまま単純に合算するために作成する。
- ③支配従属関係にある複数の会社からなる企業集団を単一の組織体とみなし、その財政状態等を総合的に報告するために作成する。
- ④親会社が保有する子会社株式の時価を、決算日が到来するたびに再評価して株主へ開示するために作成するものとされている。
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連結財務諸表は、支配従属関係にある2つ以上の会社からなる企業集団を単一の組織体とみなして、親会社がその企業集団全体の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を総合的に報告するために作成するものです。個々の会社の個別財務諸表だけでは把握できない、企業集団全体としての実態を利害関係者に示すことを目的としています。
他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。連結財務諸表は企業集団全体の財政状態等を報告するために作成するものであり、個々の取引契約の法的な有効性を監査するために作成するものではありません。②は誤りです。連結財務諸表は、企業集団を構成する各社の個別財務諸表を単純に合算するのではなく、内部取引や債権債務などを相殺消去する調整を加えたうえで作成します。④は誤りです。連結財務諸表は子会社株式の時価再評価を目的とするものではなく、親会社の子会社に対する投資と子会社の資本を相殺消去する処理などを通じて作成されます。